TEDとアイテスが協業:
東京エレクトロン デバイス(TED)とアイテスは、SiCデバイスの潜在欠陥をウエハーレベルで可視化する検査ソリューション分野で協業する。UVレーザー技術を用いた新製品「SiC潜在欠陥検査装置/通電劣化シミュレーターITS-SCX100」の開発などを行っていく。
小容量コイン電池でも長時間駆動:
村田製作所は、平均消費電流が20nAで1.2Vから動作する磁気スイッチ用AMRセンサー「MRMS166R」の量産を始めた。この条件の実現はAMRセンサーとして「世界初」(同社)だという。ヘルスケア機器やウェアラブル機器などの用途に向ける。3V駆動に特化した製品「MRMS168R」も同時に発表した。
業界最高水準の電流密度:
インフィニオン テクノロジーズは、次世代AIコンピューティングに向けて、TLVR(トランスインダクタンス電圧レギュレーター)搭載の4相パワーモジュール「TDM24745T」を発表した。小型パッケージを採用しながら、業界最高水準の電流密度を実現した。
米州とAPACで前年同期比2桁成長:
SEMIによると、2025年第4四半期(Q4)における電子システム設計(ESD)業界の売上高が、前年同期比10.3%増の約55億米ドルになったという。地域別では米州とAPAC(アジア太平洋)が前年同期比で2桁成長となった。
AIサーバ向けなど高単価製品が拡大:
富士キメラ総研によると、半導体の実装関連部品や材料/装置の世界市場は2025年の14兆7993億円に対し、2031年は24兆2627億円規模に達すると予測した。
早稲田大学や物質・材料研究機構ら:
早稲田大学や物質・材料研究機構(NIMS)、日本原子力研究開発機構、東京大学および、名古屋大学の研究グループは、自然界には存在しない構造を持った2次元酸化鉄を作製することに成功した。
159億円を投資し富山に新工場建設:
住友電気工業のグループ会社であるアライドマテリアルは、タングステン粉末と炭化タングステン粉末を増産するため、富山に新工場を建設する。2028年度上期に稼働予定で、製造能力は約1.5倍に増える。投資総額は約159億円。
27年度末完成予定:
住友化学は、大阪工場(大阪市此花区)内にEUVレジストおよびArFレジストといった先端半導体用フォトレジストの製造プロセス開発や品質評価/分析などを行う機能を集約するための新たな「技術棟」を建設する。完成は2027年度末の予定だ。
量子コンピュータ低コスト化に期待:
帝京大学の研究チームは、量子コンピュータの読み出し回路にGAAトランジスタが活用できることをシミュレーションにより実証した。GAAトランジスタはスマートフォンなどに使われていて、量子ビットの状態を読み取るセンサーとして活用できれば、高価な特殊素子を使わなくて済むという。
BASHFIBER製造工程で取り出す:
新日本繊維は、自社開発した次世代繊維「BASHFIBER(バッシュファイバー)」を製造する工程で、レアアース元素(REEs)を取り出すことに成功した。今後は事業化に向けてパートナーの拡大や新たな資金調達を行っていく。
好調なAI関連が需要を押し上げ:
SEMIによると、2025年の世界半導体製造装置(新品)販売額は1351億米ドルに達した。2024年の1171億米ドルに比べ15%の増加となる。好調なAI関連需要を背景に、最先端のロジックやメモリを中心に生産能力の拡大に向けた設備投資が高水準で続く。
自動運転やADASなど向け:
村田製作所は、自動車向け積層セラミックコンデンサー(MLCC)の新製品として、定格電圧やサイズ別に最大の静電容量を実現した7品番の量産を始めた。自動運転(AD)や先進運転支援システム(ADAS)向けシステムにおける高容量化、小型化の要求に応えた。
成功確率、ほぼ100%まで向上:
東芝は、独自の量子インスパイアード組み合わせ最適化計算機「シミュレーテッド分岐マシン(SBM)」における成功確率を、ほぼ100%まで向上させる新アルゴリズムを開発した。しかも、前世代のSBMに比べ10〜100倍の高速化を実現した。
理研と大阪大:
理化学研究所(理研)と大阪大学の共同研究グループは、144量子ビットチップを搭載した新型の国産量子コンピュータ「叡−II(エイツー)」による量子計算クラウドサービスを始めた。これによりユーザーは従来の「叡」を含め、2台の量子コンピュータを利用することが可能となる。
広い電圧パルス幅で安定に書き込み:
産業技術総合研究所(産総研)は、電圧駆動型MRAMの大容量化を可能にする新たな磁気情報書き込み技術を開発し、その動作を実験によって確認した。「電圧誘起スタティック磁化反転法」と呼ぶ書き込み方式によって、幅広いパルス幅の条件で、安定した磁気情報の書き込みができるという。
生産能力と開発力を大幅に強化:
ダイフクが滋賀事業所(滋賀県日野町)内に建設してきた新工場棟が2026年4月に竣工した。新工場棟が稼働すれば、クリーンルーム事業における国内の生産能力はこれまでの1.3倍に拡大する。
社会実装の早期実現目指す:
立命館大学発スタートアップのPatentixは、シリーズA1で総額約1億5000万円の資金を調達した。今回の出資者は三菱UFJキャピタルとTMH。半導体材料「二酸化ゲルマニウム(GeO2)」を用いたパワーデバイスの開発を加速し、社会実装の早期実現を目指す。
フィジカルAIでの3D形状計測も:
茨城大学の研究グループは、安価で身近な材料と汎用の製造プロセスを用い、波長2.1μmまでの近赤外領域で明瞭な受光感度を示す「赤外イメージセンサー」の開発に成功した。自動運転車や非破壊検査装置などへの応用に期待する。
有人月探査ミッションを支える:
NASA(アメリカ航空宇宙局)の有人月探査ミッション「アルテミス2(Artemis II)」計画で中核システムとなる宇宙船「オリオン」や大型ロケット「SLS(スペース・ローンチ・システム)」に、ルネサスが提供する「インターシル」ブランドの耐放射線ICが採用された。
分子の曲がり方で性質も変化:
京都大学は、理化学研究所や九州大学と共同で、優れた半導体特性を有する有機分子「ルブレン」の構造を改良し、優れた性能と光に対する安定性を両立できる有機半導体材料「縮環ルブレン(FR)」を開発した。分子の曲がり方によって光学的/電気的性質が変化することも分かった。
カウンターポイントリサーチ調べ:
カウンターポイントリサーチによれば、グローバルファウンドリー2.0市場の2025年売上高は前年比16%増の3200億米ドルに達した。AIブームを背景にAI GPUやAI ASIC向けの「先端プロセス製造」と「パッケージング」需要がいずれも堅調に推移したことによるものだという。
会員間の技術交流や連携を促進:
産業技術総合研究所(産総研)エレクトロニクス・製造領域ハイブリッド機能集積研究部門は、新世代半導体の開発や製造にかかわる技術交流や連携を行うためのコンソーシアムを2026年2月に設立した。現在会員を募集している。
エンハンスメント型実現に向けた基礎に:
Patentixは、ルチル型二酸化ゲルマニウム(r-GeO2)を用いて作製したデプレッション型(ノーマリオン)MOSFETの動作実証に成功した。この成果を基に今後は、p型r-GeO2の作製技術を確立していくとともに、エンハンスメント型(ノーマリオフ)MOSFETの開発に取り組む計画である。
CMR方式の28TB品も開発中:
東芝デバイス&ストレージ(東芝D&S)は、大規模データセンターに向けて、SMR(瓦記録)方式を採用し記憶容量30〜34Tバイトを実現した3.5型ニアラインHDD「M12シリーズ」を開発、サンプル品の出荷を始めた。M12シリーズとしてはCMR方式を採用した最大28Tバイト品も開発中で、2026年半ばからサンプル品の供給を始める。
自己組織化現象を活用し低温焼結:
エレファンテックは、次世代パワー半導体向け接合材として、自己組織化銅ナノ粒子(SA-CuNP)を用いた低温焼結型ナノペースト「Saphire D」を開発した。
サーバ冷却用の電力と運用費を削減:
商船三井と日立製作所、日立システムズは、中古船を改造した浮体式データセンター(FDC)の開発や運用、商用化に関し、共同で取り組むことに基本合意した。2027年以降の稼働を目指す。陸上建屋型データセンターに比べ土地の取得費用が不要で、建設期間も短縮できるなどメリットは多い。
レーザー加工機は1056億円市場に:
富士経済は、ペロブスカイト太陽電池(PSC)の製造装置市場を調査し、2040年までの市場予測を発表した。「成膜装置」市場は2025年見込みの2130億円に対し、2040年は4826億円規模へ、「レーザー加工機」市場は同じく876億円見込みから、1056億円規模に拡大すると予測した。
偏光情報を保ったまま:
京都大学と自然科学研究機構(NINS)、神戸大学らの研究グループは、原子1層の半導体「単層二硫化タングステン(WS2)」にシリコンナノ球を組み合わせることで、第二高調波発生(SHG)の信号を最大で40倍以上に増強しながら、約80%という高い円偏光度を保つことに成功した。
10Gbps超の高速I/Fに対応:
ロームは2026年3月、10Gビット/秒を超える高速通信インタフェースに対応するESD(静電気放電)保護ダイオード「RESDxVxシリーズ」を開発、販売を始めた。USB4や車載イーサネットなど高速のデータ通信を行う用途に向ける。
材料の共同研究で基本合意:
本田技術研究所とイーディーピーは、ダイヤモンドデバイス用材料に関する共同研究について基本合意した。ダイヤモンドパワーデバイスの早期実用化に向けて、2026年8月末までに正式な契約を結ぶ予定。
大型処理プラントを製作へ:
住友電設は、名古屋工業大学と共同研究した成果を活用し、富山県高岡市に年間2トンの回収SF6(六フッ化硫黄)ガスを処理するための大型プラントを製作すると発表した。2026年4月からプラントの組み立てを始める。本格稼働すれば、年間2トンの回収SF6ガスから、年間3.2トンの蛍石を生成できる能力を持つことになる。
室温かつ短時間で界面形成に成功:
東北大学は、酸化物系全固体電池の製造プロセスを簡素化できる新たな界面形成手法を開発した。超音波接合法を用いることで、リチウム金属とガーネット型酸化物固体電解質(LLZO)の界面を室温かつ短時間で形成できるという。
極限酸性環境用センサーなど応用に期待:
北海道大学の猪熊泰英教授らによる研究グループは、極めて酸性度が高い「超酸」中でも、分解せずに発光し続ける蛍光色素「超酸耐性BODIPY(ボロン−ジピロメテン)」を開発した。極限酸性環境で用いられるセンサーなどへの応用に期待する。
電圧と電流のトレードオフを克服:
広島大学と京都大学、理化学研究所、筑波大学および、東レリサーチセンターは、新たに開発した発電材料を用いることで、有機薄膜太陽電池(OPV)で課題となっていた「低電圧損失」と「高効率電荷生成」の両立を実現した。電圧と電流が同時に向上するという現象の起源も突き止めた。
新たな量子ビット制御方式を開発:
東京科学大学工学院電気電子系の小寺哲夫准教授と久野拓馬博士後期課程学生および、日立製作所らの研究グループは、天然Si-MOS量子ビットにおいて、環境雑音に強い新たな量子ビット制御方式を開発した。位相変調マイクロ波によるConcatenated Continuous Drive(CCD)方式を適用することで実現した。
高速充電器やAC-DC電源向け:
ルネサス エレクトロニクスは、500Wまでの電力供給が可能な窒化ガリウム(GaN)ベースの半波整流LLC(HWLLC)ソリューションを開発した。電動工具やe-Bike、モバイル機器向けの高速充電器、電子機器のAC-DC電源といった用途に向ける。
TRCが総合評価サービス開始:
東レリサーチセンター(TRC)は、膜厚が数ナノメートルと極めて薄い絶縁膜の電気的特性などを、ウエハーの状態で総合評価するサービスを始めた。これまでのように評価用デバイスなどを作製する必要がなく、開発サイクルを大幅に短縮できるという。
マルチモード干渉を用いた独自構造:
早稲田大学理工学術院の北智洋教授らは、シリコンフォトニクス光集積回路向けの「超小型光回路モニター」を開発した。マルチモード干渉を利用する独自の構造を採用したことで、低損失動作と高感度化を両立させた。
SEMICON Chinaで初公開へ:
FUJIグループのファスフォードテクノロジは、開発を進める次世代ダイボンダー「XERDIA(ゼルディア)」の実機を、中国・上海で開催されるSEMICON China 2026(2026年3月25〜27日)で世界初公開する。同製品はボンド精度は3μm、生産性はUPH5500に向上するものだ。
26年末までに評価用サンプル出荷:
キオクシアは、AIワークロードに適した新タイプのSuper High IOPS SSD「KIOXIA GPシリーズ」を開発した。NVIDIA Storage-Nextアーキテクチャに対応しており、限定顧客に向け2026年末までに評価用サンプル品の出荷を始める。
26年度中にWPE10%の製品投入へ:
スタンレー電気は、波長265nmの深紫外LEDで発光効率(WPE)7.5%を達成した。この値は現行品に比べ約3倍となる。また2026年度中にはWPEを10%まで高めた製品を投入する計画である。水除菌などの用途において処理能力の拡大が可能となる。2026年3月からサンプル品の出荷を始める。
連続スイッチング動作に対応可能:
Power Diamond Systemsは2026年3月、ダイヤモンドMOSFETを用いた非同期整流降圧DC-DCコンバーターを作製し、連続スイッチング動作に対応できることを確認した。実際の電力変換動作を実証したのは「世界で初めて」という。
ハイパースケールデータセンター向け:
古河電工グループのLighteraは、ハイパースケールデータセンターに向けて13824心という「超多心光ファイバーケーブル」の量産を始めた。伝送容量は従来製品の2倍となる。古河電工三重事業所内に超多心光ファイバーケーブルに特化した第2工場を開設、2月から本格的な量産を始めた。
カウンターポイントリサーチ調査:
カウンターポイントリサーチは、AIサーバ向けコンピュートASICにおける広帯域メモリ(HBM)のビット需要が、2028年までに2024年比で35倍に拡大すると予測した。ASIC向けHBMのビット需要は、2028年まで「HBM3E」の比率が過半数を占める。今後は「HBM4/HBM4E」へと進化していく中で、カスタムHBMの消費率が急速に高まるとみている。
実用化を加速する新技術を発表:
名古屋大学とNU-Reiの研究グループは、酸化ガリウム(Ga2O3)のエピタキシャル成長に関する研究成果6件を、応用物理学会春季学術講演会(2026年3月15〜18日)で発表する。
光源構造の最適化で実現:
旭化成エレクトロニクス(AKM)と京都大学の研究グループは、光源構造を最適化したことで、2μm帯赤外線フォトニック結晶レーザー(PCSEL)の発振に成功した。生体内物質の非侵襲センシングなど、従来技術では対応が難しかった用途に提案していく。
インクジェット印刷を応用:
セイコーエプソンは、インクジェット印刷技術を応用した次世代半導体製造プロセスを共同開発するため、先端半導体パッケージング装置などを手掛けるManz Taiwan(以下、Manz Asia)と提携した。
量子ビット数が少ないIQPEを実装:
大阪大学とフィックスターズの研究グループは、量子化学向けの状態ベクトル型シミュレーターとして、問題サイズや量子回路サイズのいずれにおいても世界最大のシミュレーションを実行することに成功した。
耐圧550V、ドレイン電流0.8A:
Power Diamond Systemsは、耐圧550Vでドレイン電流0.8AのダイヤモンドMOSFETを開発し、初めて200V、1Aのスイッチング動作を実現した。
廃材の新たな用途開発を支援:
日本大学や福岡工業大学、秋田大学らの研究グループは、廃棄される太陽光パネル(WSP)ガラスをリチウムイオン電池(LiB)の電極材料にアップサイクルするための技術を開発したと発表した。