Windows起動直後のメモリ使用量は?:Biz.ID Weekly Top10
このところ、メモリの使用量が気になって仕方ない。なんと筆者のPCは、起動直後でメモリ使用量が740Mバイトまで達しているのだ。
ITmedia Biz.ID Weekly Access Top10
2007年08月21日〜2007年08月27日
先週のアクセスランキングでは、Webブラウザのメモリ使用量を計測した記事がランクインした。メモリ使用量が少ないほうがいい──と一概に言えるわけではないが、PCのメモリに関しては皆さんの関心も高いようだ。
昨日の「3分LifeHacking」でもお伝えしたように、各アプリケーションはどんどん重くなり、常駐ソフトが増えている。PCはますますメモリを必要としているのだ。
筆者のPCでいえば、起動直後でメモリ使用量は約650Mバイト(Windows XPである)。その後、Webブラウザとメールソフトを立ち上げると740Mバイトまで跳ね上がる。この状態から、Excelを立ち上げたり、Photoshopを起動したりするわけで、最低でも1Gバイトはメモリがないとお手上げ状態なわけだ。とんでもない。
いや、無駄なプロセスを走らせているつもりは決してない。タスクマネージャから各プロセスのメモリ使用量を見てみると、1位はFirefoxで62Mバイト。以下、2位が企業向けセキュリティソフトの常駐プロセスで56Mバイト、3位がアプリケーション型のスケジューラソフトで42Mバイト、4位がexplorer.exeで36Mバイト──と続く。インスタントメッセンジャー系ソフトは1つしか起動していないし、できる限り常駐ソフトを止めているのにこれだ。
そんなわけで、どんなに少なくても1Gバイト、普通に仕事をするなら1.5Gバイト、ちょっと重いアプリケーションを開くことを考えると2Gバイトはメモリがほしいのである。
デジカメが1000万画素まで来ていることを考えると、写真を処理するためだけでもメモリがほしい。画像ファイルのファイルサイズが2Mバイトであっても、それを開いたアプリケーションはたくさんのメモリを使う。例えば、2.8Mバイトの画像を「ペイント」で開くと、ペイントが使うメモリ容量はなんと77Mバイト。「IrfanView」で開くと30Mバイト。「Photoshop CS2」は106Mバイトのメモリを使ってくれた。
ちなみに画像を開かずアプリケーション単体だとどうかというと、ペイントが9Mバイト、IrfanViewが6Mバイト、Photoshopが69Mバイトだ。そんなわけで、複数の画像を開くと状況が逆転してくる。ペイントとIrfanViewは1枚の場合×枚数だけメモリを使ってくれる。Photoshopはどうかというと、171Mバイトとリニアには増えていかない。単純に見ると重いPhotoshopだが、マジメに画像を使うなら便利だと感じる瞬間だ。
さらにPicasa2見てみると起動したタイミングで13Mバイト程度。画像を拡大したりすると都度、利用メモリが増加した。
ちなみにここでは細かな数字の善し悪しを言いたいのではない(Photoshopなどは複雑なメモリ管理をしているので、環境によって変わってくるだろう)。デジカメ写真の処理1つとっても、ここまでメモリが必要なのだ。逆に、Webブラウザが利用するメモリ容量なんて、実は誤差の範囲なのかもしれない。
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