同僚の気持ちを理解するには?【問題編】:シゴトハック研究所
既に起こってしまったことを、とやかく言っても仕方がない。“衝突”したヒロシ主任とタカフミ君ですが、遠慮せずに言い合ったことが良い結果に結びついた点もあるようです。
ヒロシ主任とタカフミ君が、ここ最近の“衝突”について話し合っています(9月13日の記事参照)。
ヒロシ主任 前々から分かっていたことだが、どうも私はパソコンに対してアレルギーがあるようだ。先日、タカフミ君と揉めたことがあったけど、その一件で改めて確信したよ。
タカフミ君 いえ、こちらこそ感情的になってしまって、すみませんでした……。
ヒロシ主任 いやいや……。それよりも、先週は電話対応大変そうだったね。協力できればよかったんだけど、あいにく外出が立て込んでいてね。
タカフミ君 いえいえ、問題ないですよー。
マサヨシ課長 ウム、2人にとっていい教訓になったようだな。
タカフミ君 ええ、遠慮せずに思っていることをぶつけ合ったほうがいい場合もありますね。
ヒロシ主任 確かに。
マサヨシ課長 ポイントは2つある。1つは、過去よりも未来にフォーカスすること。もう1つは、怒りは受け止めると決めておくことだ(9月14日の記事参照)。
タカフミ君 すでに起こってしまったことをとやかくいっても仕方がない、ということですよね。
ヒロシ主任 そうそう。今後どうするか、ということを考えたほうが建設的ということだね。
マサヨシ課長 ウム。もう1つは、感情的になりそうになっても、それを受け流すということだ。これは1つめと比べると難しいかもしれないな。
タカフミ君 ですねー。修行が必要です……。
ヒロシ主任 でも、みんながそういう姿勢でいれば、自然と無用なぶつかり合いは減っていくんじゃないかと思います。
マサヨシ課長 そうだな。いずれにしても、2人は実体験を通して学んだわけだから、より実践的な教訓になっているはずだ。
タカフミ君 ええ、本で読むよりも身に染みましたからねー。
マサヨシ課長 痛感しているところとは思うが、チームで仕事をしている以上は、人間関係にまつわるストレスとは無縁ではいられるものではない。ついでなので、一緒に仕事をしている人間同士が分かり合うというテーマで、もう少し掘り下げて考えてみようか。
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