ディスプレイ上部のスペースを有効活用する(その1):3分LifeHacking
ディスプレイ周りの小物が片付かずに困っていたりはしないだろうか。液晶ディスプレイの上部に小物トレイを増設できる「エルボード」を使ってみよう。
かつてCRTディスプレイが全盛だった時代、CRTが非常に奥行きを取ることは、机を少しでも広く使いたいユーザーにとって悩みの種であった。机をわざと壁から離して手前に設置したのち、CRTディスプレイをそのぶん奥に追いやることで、キーボード手前のスペースをちょっとでも広くしようとした経験は多くの人にあることだろう。
現在ではCRTのほとんどが薄い液晶ディスプレイに置き換わり、奥行きの問題はほとんど解決された。ただ、そのぶんディスプレイラックが狭くなり、携帯電話などのガジェットを充電するための置き場所がなくなったりしている。ディスプレイの周辺がモノであふれるという傾向はいまでも変わっていないのだ。
今回紹介する「エルボード」は、液晶ディスプレイの上部に増設する、ちょっとした小物を置けるトレイだ。トレイの奥行きは10センチ程度で、筆記具やメモなどを置くことができる。
この製品が秀逸なのは、固定方法として、ビデオ周辺機器で標準的なVESAマウントを採用していることだ。ディスプレイのベゼル部に両面テープで固定したり、クリップで取り付ける方式であれば、ディスプレイによってはサイズが合わずに取り付けられなかったり、最悪の場合は外れて落ちてしまうことも考えられる。その点、ディスプレイアームなどの取り付け用に共通化されたVESAマウント規格であれば、ほぼすべてのディスプレイにしっかりと装着できるメリットがある。
製品には、17インチ用と19インチ用の2種類をラインアップしている。ジョイントは可動するので、ディスプレイの角度がやや急になっている場合でも、フラットな状態のまま固定することができる。また、トレイ部分に装着できるクリップ式のデータホルダーまで付属しているので、書類を見ながらの入力にも便利だ。
実売価格は、2000円を切るなど安価。デスク周りが片付かずに困っているという人は、試しに導入してみてはいかがだろうか。
製品名 | 実売価格 | 購入先 | 発売元 |
---|---|---|---|
エルボード HAL-LB17001(17インチ用) | 1980円 | クレバリー | ハロッズ |
関連記事
- LifeHack(ライフハック)
- プライベートな書類保管スペースを作る
机上の書類を他人に覗き見られるのはイヤだが、鍵のかかる引き出しはすでに書類でいっぱい──こうした場合に便利なセキュリティボックスを紹介する。 - 机の裏側を開拓する
TVチャンピオン「全国文房具通選手権」を3連覇中の文具王・高畑正幸さん。そんな文具王をBiz.IDにお迎えして、連載「B-Hacks!」が始まりました。文具のB、ビジネスのB、そしてB級のB――。どんなLifeHackが紹介されるのでしょうか。 - 教えて文具王!
今回の「読者から見たBiz.ID」では文具王が特別出演。連載「B-Hacks!」の記念すべき第1回「机の裏を開拓する」に寄せられた読者の反響にお答えします。 - ケース1――片付けできないIT系記者【前編】
書類整理をサボっていると、机の上はあっという間に散らかってしまう。ファイル製品を使った整理術を研究するキングジムの「ファイリング研究室」で室長を務める矢次信一郎さんが、今日も今日とて乱雑デスクをキレイにすべくコンサルする――。 - ケース2――片付けできないNPO【前編】
書類整理をサボっていると、机の上はあっという間に散らかってしまう。ファイル製品を使った整理術を研究するキングジムの「ファイリング研究室」で室長を務める矢次信一郎さんが乱雑デスクをキレイにすべくコンサルする。今回のターゲットはNPOの「シーズ」だ──。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.