仕事の電話も携帯からが過半数〜アイシェア調査
オフィスにいても携帯から電話。取引先のオフィスではなく、担当者の携帯に直接電話。仕事上のコミュニケーションで広く使われる携帯だが、その料金は8割が個人持ちだった。
個人で契約している携帯電話でも、業務で使うのが当たり前になっている──。そんな実情がアイシェアの調査結果から見えてきた。
「勤務先での通話、通信手段はなんですか」という問いに対して、「個人の携帯電話を利用している」は29%。過半数の人が、取引先と仕事の話をするのに携帯電話を使っていると答えた(頻繁にある21.3%、たまにある33.6%)(ちなみにSkypeなどのメッセンジャーを使うと答えた人は3.5%だった)。
取引先相手の携帯電話番号を知っている場合、オフィスではなく相手の携帯に電話をかけるという人が3割に達している。逆に先方から携帯に電話が掛かってきた場合も、オフィスの電話からかけ直すのではなく、そのまま話を終わらせるという人が6割だった。
このように、仕事上のコミュニケーション手段として、携帯電話が果たす役割が大きくなっているが、その料金は個人として負担している場合が多い。今回の調査では、
- 会社から携帯を支給されている 9.5%
- 全額会社負担 8.9%
- 料金の一部が支払われている 5.5%
と、会社負担は少数。76.1%が自分で払っていると答えている。
こうした状況も踏まえ、「携帯電話の回線を、そのときにいる場所(自宅、オフィスなど)の電話回線に接続できる機能があったら便利か」という質問には、82.5%が便利と解答。調査会社のアイシェアは「より低価格なビジネスホン市場の拡大が加速する」と予測している。
今回の調査は6月20日から23日にかけて、アイシェアの無料メール転送サービス利用会員に向けて行われた。ビジネスパーソン限定で、対象人数は348名だった。
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