アナログメモを使いこなすためのポイント【チュートリアル編】:シゴトハッカーズ(2/2 ページ)
メモの残し方を聞くと、デジタルに固執しない、必要に応じてアナログメモも――という話が出ました。では、アナログメモを使いこなすには、どんなことに気をつければいいのでしょうか。「ロディア」「MVPen」の紹介と使いこなしを解説します。
2.MVPenを使ったメモ
MVPenはデジタルペンです(購入)。しかし、ペンとしての使い方はごく普通の使い方でOKです。紙を選ぶこともありません。ここで、メモを取ってからPCに取り込み、必要に応じて活用する一通りの流れをご紹介します。
1.ユニットを設置してメモを取る
まずは、メモ用紙の上部にユニットを設置します。このユニットでペンの動作を認識し、それによって筆跡を記録しています。ですから、このユニットの真横に何かを書いたりすると、きちんと認識されなくなるから注意が必要です。
さらに、デジタルペンのような特殊な装置を使う際には、サプライ製品が気になると思いますので、以下に列挙しておきます。
- 紙は何でもよい
- ボールペンインクは普通の文房具店で入手・交換できる
- 大きさ、形状ともに普通のペン
- ユニットも軽くて小さい
- USBで簡単にPC(Windowsのみ)と接続可能
- デバイスドライバは付属のCDからインストール
- 認識した手書きメモは専用ソフトで管理する
2.専用ソフトでできること
専用のソフトも、付属のCDからインストールします。基本的な画面は次の通りです。
専用のユニットをUSBケーブルでWindows PCに接続すると、メモの取り込みが始まります。メモを取り込んだときに、新しいメモは取り込んだ日時がタイトルとなった、フォルダに保存されます。
取り込んだメモについては、付属のCDからOCRソフトをインストールすれば、テキスト変換が可能です。ただし、きれいに書いても認識率は90%強といったところで、完全ではありません。
さらに、JPEG画像に変換してメモを保存したり、デジタル付せんにしたりすることも簡単にできます。これらの機能については、必ずしも使わなくてもかまわないと思いますが、一通りのことはできるので、用途に応じて試してみてください。ほとんどの操作は、メモの上で右クリックを押せば選択できるようになっています。
大切なのは復習すること
ロディアとMVPenの2つのメモツールをご紹介しましたが、共通して大切なことは、メモしっぱなしにしない、ということです。必ず一度は、チラッとでもいいので見返すようにします。できれば、メモをしたその日のうちに“復習”することをおすすめします。一度寝てしまうと記憶の大半が失われてしまうため、その前にメモを書いたときの気持ちや意図を“リロード”しておくわけです。
後から思い出しやすくなるという効果もさることながら、「今日はこんなにたくさんのことを思いついたのか!」という達成感をかみしめることで、メモを続けるモチベーションを高めることができます。
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