上を見たら切りがない予算、どう絞り込む?:チーム用ビジネスプリンタ選び、8つのポイント(3/3 ページ)
プリンタ選びで避けて通れないのが予算。その立て方は2つある。さらに気を付けるべきポイントとは?
キラリ! 裏技 「プリンタドライバ活用術」
プリンタドライバには、さまざまな機能が搭載されているのを知っているだろうか? また、この機能を存分に活用しているだろうか?
WordやAdobe Acrobatで印刷する際に、印刷用のウィンドウを呼び出すだろう。この画面をプリンタドライバの画面だと思っていないだろうか? これらはアプリケーション側の印刷設定であり、ここではプリンタの詳細な設定はできない。
例えばWord 2007でビジネス文書を印刷する際よく見かける画面は、プリンタドライバではなく、あくまでWord 2007の印刷設定画面だ。画面右上の「プロパティ」ボタンをクリックするとプリンタドライバが呼び出される。Wordの印刷設定画面だけでは指定できない、詳細設定機能を幾つか見ていこう。
「カラーバランス」設定で、よりきれいな印刷を
カラー印刷できるプリンタのプリンタドライバには、必ずカラー印刷時のグラフィック・写真出力する場合に、色味や画像のキメをどのように行うか調整する設定項目が用意されている。
標準設定では万人向けの出力されるようになっているが、積極的に設定を変えることでより美しく出力することも可能だ。新しくプリンタを導入したら、こうした部分の調整機能がどこにあるのかチェックし、複数の設定を試して印刷を行い最適な設定を見つけ出しておくとよい。
カラーインク切れ、困った時の「モノクロ」設定も
モノクロインクやモノクロトナーは、標準サイズでもカラーインクやトナーよりも容量が多く、印刷可能な枚数が多い製品では、カラーインクやトナーがなくなってしまった場合、モノクロだけで出力する機能が搭載されていることがある。
こうした機能があることを理解していると、インクやトナーが切れたときにも、モノクロで印刷で対応できることを覚えておくといいだろう。
関連記事
- チーム用ビジネスプリンタ選び、8つのポイント:
チームで使うビジネスプリンタを購入せよ――。ある日、10人編成のチームに所属するメンバーに指令が下った。メンバーたちはプリンタの知識ゼロ。悩みながら価格や機能、エコなど8つのポイントごとに選択していくことに。最適な1台を見つけることはできるのか? - インクジェットとレーザー、どう違ってどっちがお得?
プリンタの知識ゼロの社員に、ある日「所属する各チーム用にプリンタを購入せよ」との辞令が下った。右も左も分からないまま、2人はプリンタの基礎から学ぶことに――。 - コピー機と複合機の満足度、カラーならリコー、モノクロなら富士ゼロックス
J.D.パワーアジア・パシフィックは、2008年の「日本コピー機/複合機顧客満足度調査」の結果を発表した。カラー機では2年連続でリコーが1位、モノクロ機では富士ゼロックスが1位だった。 - 受信したファックスの転送機能付き 村田機械のB4対応ファックス
村田機械はオフィス向けB4対応ファックス「V-670」を発売した。設定時間内に受信した原稿や電話を、指定した宛先へ転送する「ファクスワープ&コールワープ機能」や、管理者パスワードなどを用いたセキュリティ機能を搭載している。 - コストダウンがエコになる――プリンタ使いに欠かせない4つのLifeHack
プリント用紙の無駄使いを減らしてコストダウンすることはエコにも通じる。そんなビジネスプリンタの選び方から、プリンタ使いに欠かせない4つのLifeHackを紹介しよう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.