災害時、グループウェアで安否確認 「desknet's」に新機能
ネオジャパンは、Webグループウェアの新版「desknet's Ver.7」を公開した。新機能の災害対策機能は、自然災害などが発生した際に、簡単な操作で社員の安否を確認できる。
ネオジャパンは1月14日、Webグループウェアの新版「desknet's Ver.7」を公開した。価格は5ユーザーライセンスで4万1790円から。Windows XP/2000、Server 2003/2008/2000 Serverと、Solaris、RedHat Linux、Turbo Linuxなどの各ディストリビューションに対応する。
desknet'sは、スケジューラやアドレス帳、メール、回覧板などの機能を備えるWebベースのグループウェア。最新版のVer.7では、地震や台風などの自然災害やテロ、新型インフルエンザによるパンデミック(感染拡大)が発生した際に、社員の安否を確認できる災害対策機能を搭載した。
災害対策機能は、企業の防災管理者が社員に対し、安否確認メールを一斉配信できる機能。社員はメールに記載されている安否状況入力画面へアクセスし、3つの項目を選択チェックするだけで各自の安否を報告できる。安否確認画面には携帯電話やPCからアクセスできて、社員への指示や状況の報告、確認なども行える。
このほか、インターネット上で公開されている各種ガジェットやブログパーツをポータル画面に取り込んで、ユーザーが自由にカスタマイズできる「個人ポータル」と、企業の「共有ポータル」をタブで切り替える機能なども搭載。回覧・レポート機能やアクセスログ機能も強化した。
ネオジャパンでは、「普段から利用するグループウェアに安否確認機能を追加することには、単体システムにはない実用性やコスト的なメリットがある。利用者は不測の事態でも少ない操作で迅速に使用できる」としている。
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