「過去にどう訳したか」で自動翻訳 「The翻訳 2009」プロ向け
東芝ソリューションは、英日/日英翻訳ソフト「The翻訳シリーズ」の最新版「The翻訳 2009 プレミアム」「The翻訳 2009 ビジネス」を発売する。新機能の「用例ベース自動翻訳」は、ユーザーが過去に登録した翻訳例を参照し、より自然な訳文を生成できるという。
東芝ソリューションは、英日/日英翻訳ソフト「The翻訳シリーズ」の最新版「The翻訳 2009 プレミアム」「The翻訳 2009 ビジネス」を2月20日に発売する。価格はThe翻訳 2009 プレミアムが8万9250円、The翻訳 2009 ビジネスが1万7640円。対応OSはWindows Vista/XP/2000。
「The翻訳シリーズ」は、翻訳業務のプロフェッショナル向けの「プレミアム」と、一般ビジネスパーソン向けの「ビジネス」の2シリーズをそろえる翻訳ソフト。プレミアムは、ユーザーが翻訳例を登録することで、定型文などを効率的に翻訳できる「翻訳メモリ機能」などを備えている。
いずれも収録辞書語数は484万語で、用例はプレミアムが20万例、ビジネスが15万例。最新版では収録語数を7万語追加して、訳文生成の処理を強化し、翻訳精度を向上した。
プレミアムには「用例ベース自動翻訳機能」を新たに搭載。翻訳の際に、ユーザーがあらかじめ登録した翻訳例を自動で参照し、過去に訳した表現や言い回しなどを使って、より自然で読みやすい文に翻訳できるようになった。ユーザーが翻訳例の蓄積を重ねることで、翻訳精度と翻訳効率を向上できるという。
「用例ベース自動翻訳は、翻訳エンジンによる訳文の自動生成と、過去の訳文例の活用という、それぞれの長所を併せ持つ機能」(東芝ソリューション)。マニュアルや企業内文書、特許文書などの定型の業務文書を扱う翻訳業務に適しているという。
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