A3対応ドキュメントスキャナを10万円で コクヨが卓上サイズの「CaminacsW」:仕事耕具
コクヨS&Tは、ADF搭載のドキュメントスキャナ「CaminacsW(キャミナックス ダブル)」を発売する。卓上や袖机に設置できるコンパクトなサイズながら、A3サイズまでの読み取りに対応。10万円を切る価格でコストパフォーマンスを重視したという。
コクヨS&Tは、ADF(自動紙送り装置)搭載のA3対応ドキュメントスキャナ「CaminacsW(キャミナックス ダブル)」を3月2日に発売する。価格はベーシックモデルが9万4290円、文書管理ソフトウェアなどを同梱したビジネスパックモデルが10万4790円。Windows 2000/XP/Vistaをサポートする。
「CaminacsW」は、書類を連続して読み取れるADF搭載のドキュメントスキャナ。卓上や袖机に設置できるコンパクトなサイズながら、A3サイズまでの書類を両面カラーで読み取れる。別売りの専用キャリアシート(2625円)を使えば、新聞などA2サイズやA3ノビ、不定形サイズ、特殊な材質の紙書類などの読み取りにも対応する。
読み取り速度は、片面/両面ともに毎分最高37枚・74面(A4横)で、対応解像度は最大で600dpi。付属のユーティリティソフトを使えば、原稿の文章をテキスト化してPDF保存したり、読み取った原稿イメージを自動でメールに添付するといった操作が可能だ。TWAINドライバを標準搭載しており、TWAIN対応アプリケーションと組み合わせて使用できる。
カバー、トレー収納時の本体サイズは353×150×170ミリ(幅×奥行き×高さ)、重さは3.8キロ。USB1.1/2.0でPCに接続する。
コクヨによれば、オフィスで使用されている書類の7〜8%はA3サイズ。「少量のA3書類をスキャンするためだけに、A4書類と別々にスキャンするのは手間がかかる。CaminacsWはコンパクトな卓上サイズで、A4とA3サイズをまとめてスキャンできる」(コクヨ)。連続読み取りが可能なA3対応ドキュメントスキャナは「これまでは30万円程度の製品が一般的だった」が、CaminacsWは10万円を切る価格でコストパフォーマンスを重視した。
「Caminacs(キャミナックス)」の製品名は、書類をデジタルデータ化し「紙をなくす」ことに由来するという。
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