名刺管理の理想型は――オンラインサービスは相手の名前を覚えやすい!?
ビジネス上のあいさつに欠かせない「名刺」だが、管理は結構面倒。「名刺ファイル・名刺ホルダー」による管理はポピュラーだけど、本当は管理ソフトやオンラインサービスも使ってみたい――。そんな名刺管理の調査をアイシェアが発表した。
ビジネス上のあいさつに欠かせない「名刺」だが、管理は結構面倒。せっかくもらった名刺がいざという時に見つからなかったり、どんな人だったか忘れてしまったりすることもよくある。
名刺管理、IT化したいけど「していない」現実
ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開するアイシェアの実施した調査によると、名刺の管理は「名刺ファイル・名刺ホルダー」が65.6%で最も多かった。2位には「名刺整理箱」が33.5%でランクイン。年代別では20代で「名刺ファイル・名刺ホルダー」が74.2%、30代で「名刺整理箱」が43.1%と多かった。
理想的な名刺管理方法には、43.4%の支持を集めた「名刺ファイル・名刺ホルダー」が首位。続いて「名刺管理ソフト」が32.5%で2位に入った。だがこうした管理ソフトの実際の利用者は3.8%にとどまった。
「オンラインサービス」などを理想とする回答もあったが、いずれも実際の利用者よりも回答のほうが数%多く、アイシェアでは「まだ使っていないものの、興味がある様子がうかがえた」という。
IT化すると、相手の名前を覚えやすい!?
名刺の「8割以上は相手を思い出せる」という人は37.7%。「7割〜6割思い出せる」が23.6%と続いた。名刺の相手をよく覚えているのは男性より女性、年代別では上の年代ほど多く、「8割以上思い出せる」とした人は女性で43.0%、40代で41.0%を占めた。
なお利用者の割合は低いが、名刺管理のソフトやオンラインサービスを使用している場合、後から名刺を見て半分も相手を思い出せない人はゼロだったという。ソフトやオンラインサービスを利用すると、入力する手間がある分、相手の名前を覚えやすい――のかもしれない。
名刺をくれた人について「必ず」メモをするのは7.1%だが、「することもある」(51.9%)と合わせると約6割を占めた。メモをするのは男性より女性が6.9ポイント高く、年代別では上の年代ほど“メモ率”が上がる。後から名刺を見て「8割以上思い出せる」人では70.0%がメモをしており、「半分も思い出せない」人と27.1ポイントもの差があった。
メモをする内容は「話した内容」(55.2%)、「会った場所」(53.6%)、「外見的特徴」(28.8%)、「相手の印象」(13.6%)が上位。「相手の好み」「内面的特徴」は数%にとどまった。このほか「日付」「携帯電話の番号」「仕事内容」「相手の生年月日」「相手の会社に関する特記事項」なども挙がった。
調査は、20代から40代のインターネットユーザーの男女が対象。サンプルは374人で、そのうち仕事で名刺をもらう人は56.7%(212人)だった。
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