だれがたくさん使ってる?――インターコムから、節約結果をリポートする印刷コスト削減ソフト
インターコムは、プリンタの印刷コストを削減するソフト「SuperPrint Utilities」を発売する。印刷物に応じてインク/トナーや用紙の節約設定や、ユーザー別の印刷量集計機能を搭載した。
インターコムは、プリンタの印刷コストを削減するソフト「SuperPrint Utilities(スーパープリント ユーティリティーズ)」を12月4日に発売する。1ライセンスあたりの価格は2835円〜4725円(年額、初年度)。Windows XP/Vista/7で利用できる。
プリンタドライバと連係し、印刷時のインク/トナーや用紙を削減するソフト。印刷物に応じてインク/トナーの使用量や用紙の割り付けを設定できる。
インク/トナー使用量は1%単位で設定でき、最大75%までカットできる。解像度を変えずにインク/トナーの濃度だけを調節しているため、「精細な印字品質で印刷できる」(インターコム)という。
1枚の用紙に最大8ページを割り付けたり、2ページを両面に印刷できる機能も備えた。プレビュー画面は「サムネイル表示」と「詳細表示」に切り分けて同時に表示でき、詳細表示で内容を確認し、サムネイル表示でページを編集するといった作業が可能になる。作業後の内容は独自形式かXPF形式で保存できる。このほか印刷ページに印鑑イメージを作成して捺印したり、「社外秘」などの透かし文字を入れるといった加工機能も装備する。
またユーザー別に印刷量を集計する機能を搭載し、「リポート結果を参照し、節約が徹底できていない人に対し注意を促せる」という。プリンタ別の節約率、節約金額の集計や月次単位の集計結果一覧表示(前月/前年度との比較)にも対応した。集計したリポートはCSV形式で出力することも可能。
インターコムが2008年4月〜2009年3月まで行ったシミュレーションによると、従業員数100人規模の組織で「SuperPrint Utilities」を1年間運用した場合、約100万円の印刷コストを削減できるとしている。
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