トップ3%の人は、独自の「仕事のルール」を持っている:トップ3%の人の仕事のルール(1/2 ページ)
トップ3%に入るような成功者は、少し違った基準で仕事をしています。それは細かいスキルや能力を伴うものではなく、仕事に対する姿勢やモノのとらえ方で、総じてポジティブです。なぜ彼らは、苦境のときでもポジティブなのでしょうか? それは自分の心を身軽にしたり、ピンチを楽しみに変える独自の「仕事のルール」を持っているからです。
集中連載「トップ3%の人の仕事のルール」について
本連載は、石原明氏著、書籍『トップ3%の人だけが知っている仕事のルール』(中経出版)から一部抜粋、編集しています。
トップ3%に入るような成功者は、少し違った基準で仕事をしています。その基準の多くは、細かいスキルや能力を伴うものではなく、仕事に対する姿勢やモノのとらえ方に関するものです。
ビジネスやプライベートに関係なく、人生において望んだ結果を得るために必要な知識や考え方の基準、さらにはお金の使い方や学習の方法まで、幅広い分野について「教訓=インストラクション」という形でまとめました。
「効率の悪さ」も利益につなげる。読むだけで最強のビジネスパーソンになれる50の法則を紹介。心を身軽にしポジティブな人生を送るための、珠玉の言葉と具体的な方法論を説いた1冊です。
トップ3%に入る成功者は、仕事の基準が少し違う
トップ3%に入るような成功者は、少し違った基準で仕事をしています。
その基準の多くは、細かいスキルや能力を伴うものではなく、仕事に対する姿勢やモノのとらえ方に関するものです。
ご存じの通り、仕事で成功する人は総じてポジティブです。マイナス思考の持ち主で、成功した人を見たことがありません。
心を軽くし、リラックスして仕事にあたれば、人とのコミュニケーションがスムーズになり人間関係も良好になります。頭も柔軟な状態なので、問題が起きてもふと解決法が思い浮かんだり、助けてくれる人が現れることもあります。
だから、ポジティブな人たちはピンチのときでも深刻にならず、明るくサラリと問題を乗り越えてしまいます。少し時間が経つと「いい経験をしました!」と言って笑っています。
なぜ彼らは、苦境のときでもポジティブでいられるのでしょうか?
それは自分の心を身軽にしたり、ピンチを楽しみに変える独自の「仕事のルール」を持っているからです。
私は経営コンサルタントという仕事柄、男女を問わず、自分の高い目標を達成している人たちと会っています。
そういう人たちが、日ごろどんなルールを自分に課し、どんなスタイルで働いているか、つぶさに見てきました。ときには、その人が大事にしている自分だけのルールを教えてもらうこともあります。
また、職場やプライベートなど、さまざまな場面でどうすれば円滑なコミュニケーションを図ることができるのか、ささいな出来事にとらわれないためにはどうしたらいいのか、といった相談を受けることがあります。
そこでトップ3%の成功者から学んだり、私自身が大切にしている仕事のルールやスタンスを伝えることもあります。その後、アドバイスをした人たちが見事に変わり、成果を出す光景をたくさん見てきました。
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