資料、名刺、写真のスキャンデータを自動仕分け、Evernoteにアップ――Evernote専用ScanSnapが登場:手間をかけずに紙をデジタル化
トレーに紙の資料、名刺、写真、レシートを放り込んでボタンを押すと、デジタル化されたデータが自動で仕分けられてEvernoteの各ノートにアップロードされる――。こんなEvernote専用ScanSnapが登場した。
PFUとEvernoteは9月27日から、クラウドストレージサービスのEvernoteに最適化したスキャナ「ScanSnap Evernote Edition」の販売を開始する。Evernoteが9月27日にオープンしたECサイト「Evernote Market」を通じて販売するもので、価格は4万9800円。製品の出荷は10月25日を予定している。
ScanSnap Evernote Editionは、ScanSnapシリーズのベストセラーモデル「ScanSnap iX500」をベースに、外観デザインやUI、機能をEvernoteに最適化した製品。マット調のグレーに塗装された本体表面にはEvernoteのロゴと象のアイコンがあしらわれ、スキャンボタンはEvernoteのシンボルカラーである緑を採用している。
機能面の特徴は、名刺や写真、A4ドキュメント、レシートなどの紙データをまとめてスキャンした際に自動で仕分けられ、Evernoteの各ノートにアップロードされる点。たまった紙のデータをトレーに放り込んでスキャンボタンを押せば、手動で仕分けをしたり保存先を指定することなく、デジタル化されたデータが自動で整理される。また、製品には1年分のEvernote Premiumが付属し、月間1GバイトまでのアップロードやOCR、PDFファイル内の検索などの機能を利用できる。
なおこの製品は、Evernoteでの利用に最適化した製品であることから、iX500に付属する名刺管理ソフトやPDF編集ソフト、OCRソフト、ECM連携ソフト、家計簿ソフトは付属しない。
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