「ScanSnap iX500」がアップデート、PCとのWi-Fi接続が可能に:仕事耕具
PFUは2012年11月に発売した「ScanSnap iX500」のファームフェアをアップデートした。ユーザーから要望が多かったPCとのWi-Fi接続機能を追加した。
PFUは5月31日、ドキュメントスキャナ「ScanSnap iX500」(以下、iX500)のファームウェアアップデートを開始した。ユーザーから要望が多かったというPCとのWi-Fi接続機能を追加した。
iX500は、2012年11月に発売したScanSnapシリーズの上位モデル。独自のデュアルコアCPU「GIチップ」を採用したことで、ScanSnap単体で画像処理を行うようになったほか、読み取り速度が前モデルの毎分20枚(A4両面カラー、300dpi時)から毎分25枚に高速化した。さらに無線LAN機能も内蔵していることで、ScanSnap単体でスマートフォンやタブレットとのWi-Fi接続に対応。本体のスキャンボタンを押すと、数秒でスキャンしたファイル(PDFまたはJPEG形式)を直接iOSやAndroid端末に転送できる。スマートデバイスとの連携に重点を置いたモデルだ。
今回のアップデートは、Wi-Fi接続機能をPCでも行えるようになったのがポイント。これまではUSB 3.0ケーブルを使っていたところを、Wi-Fiを使える環境であれば場所を選ばずにiX500を使えるようになった。
スマートデバイスとPCの両方から操作した場合はどちらが優先になる?
PCとのWi-Fi接続に対応したことで、想定される場面が「PCとスマートデバイス、両方から操作する」こと。そうした場合には、スマートデバイスからの接続が優先される設定となっている。例えばPCでiX500を使ってスキャンしたデータをタブレットで確認したいといったとき、タブレット側でアプリを立ち上げると自動でPCとiX500の接続が切れる仕組みだ。
なおアップデート方法は、PCにインストールしている「ScanSnap オンラインアップデート」に5月31日以降自動的に来るアップデート通知に従って行う。ScanSnapのWebサイトからScanSnap Managerのアップデートプログラムをダウンロードして更新することも可能だ。
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