iPadでレジと決済が安く簡単に――渋谷コワーキングカフェ「factory」の会計はオシャレ:POSアプリ「ユビレジ」とクラウド会計「freee」が提携(2/2 ページ)
iPadで使えるPOSレジアプリ「ユビレジ」とクラウド会計「freee」が提携。導入した渋谷のコワーキングカフェ「factory」で話を聞いてきた。
Twitterでつながっている経営者仲間からも評判
TwitterやFacebookなど、インターネットで情報収集をすることの多いオーナーの西原さんは、「freeeは出たときから注目していて、ぼんやりとユビレジと連携してくれないかなと思っていた。そうしたら提携すると聞いて、少し先行して使わせてもらった。会計に関する入力の手間が大幅に減って、管理面でも日報を自動で吸い上げてくれるので楽。これまで月数万円で税理士に依頼していた処理がユビレジとfreeeで解決。安心感があるので、将来店舗数が増えたとしても使いたい」と評価している。ちなみにクレジットカード決済に関しては「Coiney」を使っていた。
飲食店などの店舗経営者の多くは、現状では、従来型のレジと会計ソフトという組み合わせで使っているケースが多い。しかしレジの売り上げデータを、いちいちまとめて会計ソフトに入力し直すという作業に、多くの時間が取られているのではないだろうか。
factoryのように、「ユビレジ」と「freee」を連携して使えば、ユビレジで記録した売上データは、自動的に「freee」に登録される。売上データをいちいち入力し直す必要がなくなり、経理業務にかかる時間を大幅に削減できるのだ。
なおユビレジとfreeeの利用料は、ユビレジが1ユーザー当たり月額5000円。freeeは、青色申告の機能が付いた「個人事業主プラン」が月額980円、法人向けに決算書作成機能が付いた「法人プラン」が月額1980円だ。両社では2013年12月9日まで、freeeの利用者向けにユビレジの料金を3カ月間無料とするキャンペーンを実施している。ユビレジの利用者向けには、freeeを登録した場合に通常12カ月の年間プランを金額はそのままで14カ月利用できるようにする。
関連記事
- iPadアプリ「ユビレジ」が被災地の居酒屋をPOSレジの二重債務から救った
東日本大震災からもうすぐ1年。震災からの復旧支援から、自立に向けた復興へと軸足が移る中、震災直後とはまた異なる取り組みが求められている。そんな中でiPadアプリ「ユビレジ」の居酒屋支援が気になった。 - 飲食店を救う? PV保証型のホームページ作成サービス
わずか数万円のコストで自店舗のホームページを作成してくれるASPサービス「ぐるぺ」が始まった。その後は、PVの量に応じて料金が発生する。 - iPhone限定――アドレスブックで「よく行くお店管理法」
食べ歩き大好きな筆者は、当然のように外食も大好きだ。だんだんと行きつけのお店が増えてきて、お店情報を整理するのが大変。そんな時、iPhoneのみの技ではあるが、現状ではベストと思えるやり方を思いついたのだった――。 - 手のひらサイズのドーム型、電動パンチルトズーム対応――キヤノン、小型ネットワークカメラを投入
キヤノンがオフィス・店舗向けネットワークカメラのラインアップに小型モデルを追加。ドーム型で電動パンチルトズームとフルHD撮影に対応する世界最小モデルも投入する。 - 電子看板をスマホで簡単に、導入コストは20万以下――サムスンとドコモ提携「店舗の力“AIR”」
サムスン電子ジャパンは、デジタルサイネージ「店舗の力“AIR”」を発表。スマートフォンアプリで作成したコンテンツを簡単操作でリアルタイムに反映できることから、これまで電子看板の導入に踏みとどまっていた中小店舗でも手軽に使えるとしている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.