PDFを翻訳して読むには(Google翻訳編):3分LifeHacking
英語のPDFを全文丸ごと日本語訳したければ、「Google翻訳」を使うとよい。PDFファイルをアップロードして変換前後の言語を指定することで、全文を訳せる。
前回「PDFを翻訳して読むには(Adobe Reader編)」では、PDFを英語→日本語に翻訳する方法として「Weblio英和辞典プラグイン」を紹介した。これは英単語をマウスオーバーするだけで意味を表示してくれるAdobe Reader用のプラグインだが、文章を翻訳する場合は文字数の制限があり、またポップアップ表示ではなくWeblioのサイトに接続する必要があった。単語もしくはイディオム単位で意味を調べたい場合は便利だが、長文を翻訳するにはやや不向きということになる。
もし英語のPDFを全文丸ごと日本語訳したければ、Google翻訳を使うのがおすすめだ。PDFファイルをアップロードし、変換前後の言語を指定するだけで、全文訳が自動実行される。わざわざPDFからテキストやWordに書き出さなくとも、そのままアップロードするだけで翻訳してくれるので手軽だ。
変換に当たってはPDFファイル上の図版はすべて無視され、テキストだけが出力される。変換にかかる時間はほぼ一瞬だが、ファイルの最大サイズが5MBまでという制限があるので、それを超える場合はあらかじめページを分割するなどの下準備が必要になる。アップロードしたあとに必要なページを指定できるようになれば、なお便利になりそうだ。
ちなみに今回はGoogle翻訳を使った方法を紹介しているが、GoogleドキュメントにもアップロードしたPDFファイルを翻訳する機能があり、ほぼ同様の結果が得られる。対象のPDFファイルがすでにGoogleドキュメントにアップロードされている場合には、こちらの方法が手軽でおすすめだ。
ソフト名 | 提供元 | 利用料 |
---|---|---|
Google 翻訳 | 無料 |
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