【オンタイム編】“所信表明プレゼン”で1年の目標を整理しよう:岩淺こまきのオン/オフで使えるプレゼン術(1/2 ページ)
年が明け、気持ちも新たになるこの季節、所信表明のプレゼンテーションをしてみてはいかがでしょう。自分自身が1年をどのように過ごすか、行動指針やテーマを設定すると周囲からの評価が上がるかもしれません。
岩淺こまきのオン/オフで使えるプレゼン術
プレゼンテーションが苦手だと思っている人、ちょっとしたコツを知っておくだけで、プレゼン上手になれるのをご存じですか?
この連載では、プレゼンテーションスキルを磨くためのテクニックをご紹介します。といっても、ただビジネスに役立つテクニックを紹介するのでは面白くないので、私生活で役立つテクニックも合わせてご紹介することにしました。
年が明け、気持ちも新たになるこの時期に、2014年の所信表明プレゼンテーションを準備してはいかがでしょう。所信表明とは、自分の考えや決意、方向性を説明するものです。偉い人が国や地方の方針を説明するような重々しいものではなく、自分自身が今年1年をどのように過ごすか、行動指針やテーマを設定すればよいのです。
例えば「私の今年のテーマは『proactive』です!」とアピールし、その理由とともに「だからどう行動するか」など決意を伝えていきます。
所信表明で去年と違う自分をアピール
このような所信表明を、年明けに上司との面談やチームミーティングなどで伝えることで、あなたの意欲が伝わり、上司やチームメンバーから「デキる人」という印象を持たれるかもしれません。
年始回りで顧客訪問が多い場合は、あいさつとともに所信表明を伝えることで、他人とは違う印象を与えることもできるでしょう。他社の担当者が「寒くなりましたね」に始まる定番のアイスブレイクと、「今年もよろしく」といったあいさつで終わるところを“どう関わって貢献していくか”と所信表明を活用して表現するのです。他社とひと味違った姿勢を伝え、あなたの印象をよりよくすることにもつながります。
所信表明はながながと話すものではないので、1分程度(300文字くらい)を目安にすると作りやすいです。最初にテーマや方向性といった結論を述べ、そのテーマを設定した理由、そして行動指針とつなげるときれいに収まります。
所信表明の基本構成: テーマ → テーマを設定した理由 → 行動指針
テーマや方向性は、前出の「proactive」や「信頼と行動」など、インパクトのある短いフレーズが覚えやすく印象に残ります。テーマから考えるのもよいですが、いきなり結論を考えるのは難しいことも多いです。そういうときは理由を先に考え、その上でまとめた言葉をテーマとし、今後の行動指針を決定するとよいでしょう。
関連記事
- 「岩淺こまきのオン/オフで使えるプレゼン術」記事一覧
- 【オンタイム編】“ストーリー”と“ゴール”が決まればプレゼンは成功する
プレゼンをする、となったときにすぐに資料を作り始める人もいますが、資料を作る前に入念な準備をしておくことが成功のカギ。プレゼンの“ゴール”と“ストーリー”を設定し、共有しておきましょう。 - 【オンタイム編】プレゼン中はどこを見て話せばいいの?
プレゼン中に見るべき場所は「聞き手」。その場にいる聞き手全員とコミュニケーションをとるつもりで話すのが大事です。でも聞き手が大人数だったら――そんな場合の対処法もご紹介します。 - 【オンタイム編】話し上手な人は、言葉の“語尾”に気をつける
話し上手に必要なのは、語尾のコントロール。感じがよい、話が分かりやすいと言われる人が実践していることとは? よくある「落とし穴」と対策をご紹介しましょう。 - 【オフタイム編】合コンの自己紹介をイイ感じで切り抜けたい――会話が弾む自己アピールのコツ
合コンの自己紹介は、自分の人となりをアピールする最初のチャンス。自己アピールが苦手な人でも、ちょっとしたコツを知っておけば相手に伝わる自己紹介ができるものです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.