荷物を減らして快適な出張を――洗濯後60分で乾く速乾性インナー:仕事耕具
コンパクトで速乾性に優れた肌着を東急ハンズがプライベートブランド「ハンズ+」から発表。細部までこだわった作りでヘビーユースに耐える。
出張に限らず、出かけるときはできるだけ荷物をコンパクトにしたいもの。
かくいう筆者も、一泊二日程度の旅行であれば、普段の荷物に加えて、直接肌に触れるものの着替えしか用意しない。しかし、できればそれすら減らしたい――そんな願いを叶えてくれる肌着「旅着(たびぎ)」シリーズが東急ハンズのプライベートブランド「ハンズ+(ハンズプラス)」から発表された。
旅着の開発に際しては、東レの「Feel fit」素材を使用。同素材は植物由来の原料を8.9%含んだポリエステルを独自技術で編んだ、吸汗性・速乾性・ストレッチ性に優れた生地で、ポリエステルでありながら独特の毛羽感をもち、肌触りが良いために、これまでもゴルフウェアなどに利用されてきた。
同素材の編み方の「独自技術」とは、肌側は毛細管現象で水分を吸い上げ、表側で拡散するように工夫したもの。本来ポリエステルがもつ疎水性に加え、その編み方により、脱水してから約60分という、従来に比べ5分の1の時間で着用可能なほどの速乾性を実現したという。
発表記者会見に際し、東急ハンズMD企画部次長・吉川徹氏は「出張に着て行き、シャワーを浴びるついでに洗濯。絞ってから干し、そのまま2時間くらい仕事をして、就寝前にはもう乾いていました」という、エピソードを語り、その実力のほどを明かした。
旅着シリーズは、Tシャツ、パンツ、ソックスの3アイテムで展開。白・黒・グレー・ネイビーのカラーバリエーション(白はTシャツのみ)があり、Tシャツとパンツは1600円、ソックスは1400円(税抜)で、機能性インナーとしては購入しやすい価格帯となっている。
また、耐久性に関してもテストを実施しており、50回の洗濯後も、色や風合いがほとんど変わらなかったという。毛玉もできにくいため、誰に見せるわけでもないが見た目が悪くなることもない。
素材だけではない。その作りにも注目したい。襟の内側には、ループとテープ上のものが縫い付けられているのが見える。これは、ハンガーなどがなくても、フックに引っ掛けて干せるようにし、そのように干すときだけではなく、普段使いでも襟元が伸びてだらしなくなるのを防ぐため、とのことで、細部までこだわった作りをしているのが分かる。これなら、ちゅうちょなくヘビーローテーションできるのではないだろうか。
コンパクトに持ち歩け、速乾性・耐久性に優れ、購入しやすい――出張の多いビジネスパーソンを縁の下で支える新たな“仕事耕具”としてアイテムに加えてみてはいかがだろうか。
関連記事
- 夏場のビジネスパーソンの強い味方、スーツをバッグに掛けて持ち歩ける専用ハンガー
夏場に外回りをする際、スーツの上着を腕に抱えているとシワが付いたり、汗ばんでしまうこともしばしば。こうした場合は「PORTABLE SUIT HUNGER」を使ってみよう。 - 花粉が付きにくいだけでなく、アレルギー物質を抑制する春コート――マッキントッシュ フィロソフィー
マッキントッシュ フィロソフィーを展開する三陽商会は、花粉プロテクトコートを1月下旬に発売する。特殊生地により花粉のアレルギー物質を不活性化する。 - 夏場、6人に1人はスーツの下に肌着を着ない!?――トリンプ調査
外回りが多いビジネスパーソンは、夏場にはスーツが汗でべたつきがちになるもの。スーツの下に着る肌着を工夫している人はどれくらいいるのだろうか。トリンプ・インターナショナル・ジャパンの調べ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.