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話を組み立てる3つのステップ:「で、結局何が言いたいの?」と言われない話し方(2/2 ページ)
誰かと話をするとき、あらかじめ「これからどんなことを話すか」が分かれば、相手は心の準備ができます。より伝わりやすくするために、まず概要を示してから詳細に移るようにします。今回は、話を組み立てる3つのステップを紹介します。
上司に報告する場合
自分:(相手の状況の確認)「昨日の商談について報告したいのですが、今、よろしいでしょうか?」
上司:「10分後に会議があるけれど、それまでなら大丈夫だよ」
自分:(概要を示す)「新商品の○○を100セットご購入いただけることになりました」
上司:「すごいじゃないか!」
自分:(詳細の説明)「機能性と他社製品との違いを中心にプレゼンをしたところ、先方がとても興味を示してくださいました。すぐに使いたいとのことで、今月の20日までに納品することになりました」
このように概要から詳細へと組み立てれば、会議を直前に控えた忙しい上司も、素早くポイントをとらえることができます。
今回のポイント
概要を示して、頭の中に共通の地図を作ろう
(次回は、「主語と動詞を明確にする」について)
著者プロフィール:
金子敦子(かねこ・あつこ)
東京大学文学部卒業。英国インペリアル・カレッジ・ビジネススクール(MBA)修了。
アクセンチュア(コンサルタント・マネージャー)勤務、MBA留学を経て、UBS証券株式調査部(アナリスト・ディレクター)として業績予想および投資判断リポートの作成、国内外機関投資家へのプレゼンテーション業務を行う。
その後、武蔵野大学グローバル・コミュニケーション学部(専任講師)においてビジネス・コミュニケーションをはじめ、ビジネス英語、財務諸表分析・企業分析を担当。
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