「やよいの白色申告 オンライン」、帳簿のPDF出力機能で帳票保存義務化に対応:無料トライアルは2014年末まで
個人事業主が、家計簿のような簡単入力で、白色申告書を作成できる「やよいの白色申告 オンライン」に、収支状況がひと目で分かる「集計・レポート機能」や帳簿保存義務化に対応可能な「取引帳簿の出力機能」を追加した。
これまで“どんぶり勘定”でも何とかなっていた白色申告。青色申告のような控除特典が得られない代わりに、記帳の仕方は家計簿のような単式簿記で良いということもあって、「去年と比べて、今年はだいたいこんなもんかな」で済ませていた人も多いのではないだろうか(実際にはNGなのだが)。
ところが、平成26年度(2014年1月)からは、白色申告のルールが大幅に厳格化されている。これまで記帳義務がなかった人(前年の所得が300万円以下の人)も含め、全員に記帳義務と帳簿保存が求められるようになった。帳簿は7年間、請求書や領収書などは5年間保管しなければならない。
白色申告ソフトもクラウド化
そこで2014年1月に登場したのが、白色申告を行う個人事業主向けのクラウドサービス「やよいの白色申告 オンライン」だ。2014年は記帳義務化初年度ということもあり、2014年末まで無料トライアルキャンペーンを実施している(2015年以降は年額4500円を予定)。
すでに取引の入力や一覧、検索、確定申告書の作成といった基本機能は備えているが、今回、新たに「集計・レポート機能」と「取引帳簿の出力機能」が追加された。
集計・レポート機能では、入力データを基に毎月の収支状況や経費の内訳、取引先ごとの売上などを集計し、日別、月別、科目別、取引先別などのグラフで分かりやすく表示する。お金の動きが把握しやすくなるので、経費削減や経営戦略に生かせるだろう。
一方、取引帳簿の出力機能は、オンライン上のデータをPDF形式で出力するもの。先述したとおり、取引帳簿は7年間の保存が義務付けられているため、この機能の追加によって対応可能になった。
対応OSは、Windows Vista/7/8/8.1とMac OS 10.6.0以降。対応Webブラウザは、Internet Explorer 10.0以降、Safari 5.0以降、Google Chrome、Mozilla Firefox。
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