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550人のフリーアドレス制とカフェと壁画のある会社――CBRE新しい働き方、新しいオフィス(3/5 ページ)

編集部に届いた1通のメール。とある企業の新オフィスの案内と社内の壁にグラフィティアートを描いている動画だった。これは行ってみなければ……。

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予約で満席の会議室、実際には76%が空いていた

 日本人ビジネスパーソンにとって「会議」は重要な業務の1つだが、ムダも多い。リトー氏は、観察調査によって会議室の使用率を調べたところ、予約システムでは満席のはずの会議室の約76%が使われていないことに気付いた。「とりあえず1時間」と予約するものの実際には15分で終わってしまったり、会議そのものが流会になっても予約されたままになっていたりしたのだ。

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新オフィスで最大の会議室「Ote(大手)」はエントランス側がガラス張りで解放感がある。ちなみに来客用会議室には江戸城の門や堤にちなんだ名前が付けられた

 新オフィスでは、会議室の数や広さを利用実績に基づいて再設計した。ちょっとした雑談などのためのコラボレーションスペースを3.3倍に増やし、会議室は23部屋に減少。そのほとんどを4〜6人用にしたほか、2部屋はデスクやパーテーションが簡単に動かせる多目的スペースとした。また、すべての会議室には1画面ないし2画面のディスプレイを設置してペーパーレスでの情報共有を促進している。

 そして何より人感センサーと連動した予約システムを導入。すべての会議室入口には予約者と予約時間を表示する小型ディスプレイを設置し、センサーにより利用が確認できなければ自動的に予約が解除される。照明のオン/オフも連動するため省エネ効果もあった。

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オープンタイプの会議室「Thames(テームズ)」
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センサー連動型予約システム。空いていたらその場で予約できる
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ハイチェアの会議室。壁面はホワイトボードになっている
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別のオープンタイプの会議室。オシャレなリビングっぽい

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