CEATEC：ブロードバンドなデジタル家電たち

【国内記事】

2001年10月2日更新

松下のVoIP対応ブロードバンド受信端末

参考出展とはいえ，ハードウェアはほぼ完成している

　一見，Webパッドのようにも見えるが，画面横にある受話器がその機能を物語る。松下電器産業は，VoIPと一般加入電話の両方に対応する「液晶一体型ブロードバンド受信端末」を参考出展した。

手書きメモは家族の伝言板として利用できる

　LinuxベースのOSにカレンダーやメーラ，アドレス帳，手書きメモといったアプリケーションを載せ，家族全員が使えるネット端末を目指した。本体にはSDカードスロットも備え，カード内には個人宛のメールなどを入れておくことができる。メールを書く際は，ソフトウェアキーボードを使うか，手書きのイラストを添付する形になるという。タッチパネル付きの液晶ディスプレイは8.5型のSTNで，解像度は800×480ピクセル。このほか，2ポートのUSBも用意されている。

　松下によると，この端末は，12月に開始される予定の実証実験に提供することが決まっており，実験の終了する春以降の本格導入を目指しているという。実験の詳細は非公開だが，一般加入者電話とも通話できるVoIP電話サービスが含まれることは確実だ。

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