100万件目前のDSL加入者数,シェア下落傾向の東西NTT9月末に65万人を記録したDSL加入者数が,過去最高の1カ月あたり27万人という増加数によって90万人を突破した。一方でNTTグループのシェアの下落は止まらない。
総務省は11月9日,ホームページ上でDSLの普及状況を公開した。それによると,10月末時点での加入者数は92万1867件。9月末の65万796件よりおよそ27万人増加しており,過去最高の大幅な伸びとなった。 7月,8月,9月と月間10万契約以上を達成し,「年内の100万契約突破が確実」といわれたDSL契約者数が,さらなる増加のカーブを描いている。今年に入ってからは後になるほど増加数が増えるというまさに“2次曲線的”な増加を見せており,このペースが続けば年内150万契約も夢ではない。 NTTグループのシェアはさらにダウン今回の発表で,NTT東西のシェアはダウンする傾向がいっそう鮮明になった。
9月末の発表時点ではNTT東日本が55%,NTT西日本のシェアが64%だったが,今回NTT東が6ポイント強落として48.7%,西は11%以上もシェアを落として52.9%。8月末の発表ではNTT東西がそれぞれが60.4%,72.8%だったから,この2カ月の間にベンチャー系の事業者が大きく伸びていることが分かる。 もちろん,NTT側もこの状況を手をこまねいて眺めているわけではない。10月25日にはNTT東日本が,従来の1.5Mbpsサービスに加え,8Mbpsのメニューを追加して年内に提供開始することを発表(10月25日の記事参照),NTT西日本も11月7日に8MbpsのADSLサービスを12月25日から大阪と名古屋の一部で開始すると発表した(11月7日の記事参照)。主流になりつつあるフルレートサービスを追加し,NTT地域会社も巻き返しを図る。 なお,CATVインターネット接続も2001年9月末で115万加入を達成しているため,ブロードバンドユーザーという括りなら,年内に300万契約を突破する可能性も否定できない。 関連記事 [杉浦正武,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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