つなぐネット,マンションの“光化推進宣言”つなぐネットコミュニケーションズは,既存マンション向けの常時接続サービス「e-mansion」において,建物までのアクセス回線を原則的に光化すると発表した。
つなぐネットコミュニケーションズは12月17日,同社のマンション向けブロードバンド接続サービス「e-mansion」のアクセス回線を原則光化すると発表した。既に専用線やADSLを使ったサービスを導入したマンションについても,順次100Mbps光回線への切り替えを進める。光回線と併せて利用する棟内インフラは最大15MbpsのVDSLだ。 つなぐネットは,大手マンションデベロッパー3社(丸紅,三菱地所,東京建物)が出資して今年1月に設立した第二種通信事業者。8月にe-mansionの本格サービスを開始し,2001年度末までに新築・既存マンションを含めて300棟(2万世帯)への導入を見込んでいる。 これまで,アクセス回線には,ADSLやディジタル専用線,FWAなど場所によって使い分けていたが,同社は「将来的にADSL以上の通信速度を求めるアプリケーションやコンテンツが増える」と判断,e-mansionを既に導入しているマンションについても光化を進めるという。 キャリアとしては,首都圏でアイ・ピー・レボルーション,NTT東日本,スピードネット,パワードコム,ビットキャットを採用。関西ではNTT西日本と関西電力系のケイ・オプティコムを使う。切り替えにかかる導入コストをつなぐネットが負担することで,マンション管理組合の合意を取り付けやすくする。 「各キャリアとの協議によって可能な地域から導入していく。年度末までに,全導入済み物件の6割以上が光回線となる見込みだ」(同社)。 e-mansionでは,棟内速度によって4つのコースを設定しているが(下記),この「光化推進宣言」を機に,棟内で最大10Mbpsの回線速度を提供する「em-10」を4900円から3600円へと値下げした。 em-10は,敷設済みの電話回線を使って最大15MbpsのVDSLを導入するコース。IPアドレスはプライベートIPアドレスだが,5つのメールアドレス,50Mバイトのホームページ用ディスクスペースなどが含まれている。なお,カタログ上は最大10Mbpsだが,同社では「あえて帯域制限をかける予定はない」と話している。
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