コロケーションルール，“先着順”を改善へ

なにかと火種のくすぶるコロケーション問題。電気通信事業紛争処理委員会では，コロケーションのルールを改善するべきとの勧告が行われた。

【国内記事】

2002年2月28日更新

　電気通信事業紛争処理委員会は2月26日，コロケーションのルール改善に向けて総務大臣に対する勧告を行った。現在，コロケーションの受け入れは，事業者による申し込みの先着順となっているが，“利用の緊急性”も優先度に考慮するなどの工夫が必要だとしている。

　電気通信事業紛争処理委員会は，昨年11月30日の発足以来，7件の斡旋申請を受けたが，このうち3件がコロケーション絡みだったという（2月20日の記事を参照）。このため，「紛争事案の未然防止の見地から」勧告を行ったとしている。

　勧告では“利用の緊急性”に沿ったルールの一例として，「よりコロケーションを待つユーザーの多い事業者に優先的に施設を占有させる」などの提案を行っている。また，委員会側は「速やかに措置が講じられることを期待する」としており，今後は総務省でルールの改善が検討される見込みだ。

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電気通信事業紛争処理委員会 報道発表資料

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