ドコモ,無線LANモニターサービス実施──FOMAとの連携を目指す静止時は無線LAN,移動時はFOMA……。こんな世界を目指してドコモが無線LANのホットスポットサービスを開始する。ただし,現在のところは“単なる無線LANホットスポットサービス”だ。
NTTドコモは3月15日,IEEE802.11bを使った無線LANのホットスポット実験を開始する。1000名のモニターを募集し,4月15日から6月30日まで都内を中心に8カ所程度にホットスポットを設ける。 将来的には「FOMAと連携したシームレスなサービスを提供する」(ドコモ)予定。具体的には,「移動中はFOMA,停止中は無線LAN」(ドコモ)といった利用を想定している。無線LANとFOMAのカード型デュアル端末を検討しているなどの一部報道があったが,ドコモでは「商品化についてはさまざまな可能性を検討している段階」と明言を避けた。 ホットスポットエリアは以下の通り。
今回は単なる無線LANのホットスポットFOMAとの連携が語られるなど,どのようなテストが行われるのか気になるところだが,「今回は無線LANそのもののモニター募集」(ドコモ)。基本的には,他社が行っているホットスポットサービスと大きな違いはない。 モニター募集は,3月20日からドコモのホームページで受け付ける。ドコモの営業区域内(関東・甲信越)に居住または勤務し,モニターサービスエリア内で利用できるユーザーが対象。接続にはパソコンやPDA,無線LANカードなどを自分で用意する必要がある。認証にはMACアドレス認証とユーザーID,パスワードを使う。料金は無料。 ホットスポット内では,インターネット接続サービスのほか,ホットスポット周辺の地域情報や地図情報などを提供する「地域情報配信」,映像コンテンツをストリーミング配信する「映像配信」が予定されている。各コンテンツの内容は,ドコモ以外のコンテンツプロバイダが提供し,詳細は受付ホームページに掲載される予定だ。なお,映像に関しては「M-stage visualとの連続性はない」(ドコモ)。 ドコモでは「商用化サービスのための,技術的な課題や市場性の調査が目的」としており,商用化の時期などは曖昧なままだが,「モニターサービスが終了したら速やかに(商用)サービスを提供したい」と語っている。
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