「NTTが10年かけIP網に全面移行」=日経
NTTグループが向こう10年間で,電話通信網をIP網に全面移行すると4月10日付けの日本経済新聞が伝えた。NTTはこの件について,「IP型ネットワークに需要が移行すると想定しているが,10年でIP網に全面移行するといった具体的な計画はない」とコメントした。 同紙の報道によると,NTTグループは巨額のコストがかかる交換機ベースの既存通信網を順次IP網に移行。現在より大幅に低料金なIP電話サービスを提供し,新規参入事業者に対抗するという。 すでにフュージョン・コミュニケーションズやヤフーなどが低価格なIP電話サービスを提供しているが,NTTの公衆電話網を利用する部分が残り,通話料引き下げの障害になっていた。NTTがIP網に全面移行することで,こうしたサービスを含め通話料がさらに下がる可能性が高い。 また同紙によると,NTTは携帯電話用の基幹網も長距離IP網と一体化する方針としており,携帯電話料金の引き下げにもつながるという。 IP電話は,音声をIPパケットに変換し,インターネットやイントラネット上で伝送するVoIPを利用する方式。ルータなど比較的低額の通信機器を利用するため,設備投資を大幅に削減し,安価な音声通話を実現できる。
関連記事 [ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新スペック搭載ゲームパソコン
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
FEED BACK |