リネージュ,有料化後はどうなった?韓国を席巻したオンラインゲーム「リネージュ」が,日本市場での挑戦を続けている。2月の有料化後,登録ユーザーはやはり減ってしまったのだろうか?
今年の2月12日,韓国発のオンラインゲーム「Lineage」(リネージュ)の国内サービスが有料化された。ゲームの日本版を提供するエヌ・シー・ジャパンの野辺継男社長は,19日のデジタルコンテンツ産業研究会に登場。有料化の前後で,アカウントの推移を示した。
エヌ・シー・ジャパンの野辺社長 それによると,有料化前の無料登録アカウントは,ピーク時で「16万に達した」(野辺氏)。そのうち,アクティブユーザー(過去1カ月以内にプレイしたユーザー)は6万人だったという。また,夜間などピーク時の同時接続ユーザー数は,1万4000人だった。 有料化後は,ピーク時の同時接続ユーザー数が,1万2000人となった。「ほとんど減っていない。予想を大きく上回る数字に,驚いた」(野辺氏)という。 アクティブユーザー数は6万人から4万人に減少。登録アカウントの総数は,明示されなかった。「まずは,10万アクティブユーザーを目指す。登録ユーザーが高い比率でアクティブユーザーになるようにしたい」(野辺氏)。 ちなみに,リネージュは昨年5月に米国で,7月には香港で有料サービスを開始しているが,いずれの国でも既に20万アカウントを獲得しているという。「特に香港では,人口比でかなり高い普及だ」(野辺氏)。本場韓国となると,アカウントは270万に上り,2001年度の売上は120億円という。 同氏は今後のサービス展開について,サーバの安定した運用やゲームマスターによる顧客サポート・監視が重要だとコメント。「(ゲーム上の通貨である)アデナが増えすぎると,インフレ状態に陥ってユーザーが逃げてしまう。実際の社会同様,金融システムにも気を配る必要がある」と,管理の難しさを話した。
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