NTT東、Mフレッツのデモ――USBキー使用21日から開催されている「ビジネスシヨウ 2002 TOKYO」会場で、公衆無線LANサービス「Mフレッツ」のデモが行われている
21日から有明ビッグサイトで開催されている「ビジネスシヨウ 2002 TOKYO」会場で、NTT東日本が提供予定の公衆無線LANサービス「Mフレッツ」(仮称:5月16日の記事参照)のデモが行われている。利用にあたってはPC、無線LANカードのほかに、専用ソフトウェアとUSB接続の認証キーが必要になる。
USB認証キーと、無線LANアクセスポイントの展示。アクセスポイントは、シスコシステムズ製、メルコ製、エンテラシス・ネットワークス製などが展示されていた 同サービスを利用すれば、店舗などに設置された無線LANのアクセスポイントから、NTTグループの地域IP網経由でISP(インターネット・サービス・プロバイダ)に接続できる。無線はIEEE 802.11b準拠の方式を予定しており、「IEEE 802.11aについては、今後の普及状況などを見極めてから検討する」(説明員)。 利用の条件は、ユーザーが「Bフレッツ」「フレッツ・ADSL」「フレッツ・ISDN」のいずれかに加入していること。その上で、CD-ROMからPCに専用ソフトウェアをインストールし、NTT東が提供する本人確認のためのUSB認証キーを挿し込めば、パスワードとIDを入力することで無線接続できる。
NTT東日本は、東京など一部地域で6月にも試験サービスを開始する予定。試験サービスの期間は「6カ月程度はとるだろう」(説明員)とされており、商用サービスは早くとも来年の年明けになる見込みだ。 料金の詳細は現段階では明らかにされていないが、NTT東日本が月額500円、NTT西が月額1000円とする報道もある。この点を確認すると、「確かに、1000円は超えない金額になる」(説明員)。これは、既に商用サービスを開始しているモバイルインターネットサービスの「Genuine」(月額2400円)、NTTコミュニケーションズの「ホットスポット」(月額1600円)、先日発表された「Yahoo! BBモバイル」(月額2280円)よりも安い。 この料金設定について、説明員は「店舗側からも料金を取っているため」と説明する。「考え方としては“ピンク電話”を設置する場合と同じ。NTTが自らの負担のもと“公衆電話”(=無線LANアクセスポイント)を設置するのでなく、手を上げてもらった店舗にも費用を負担してもらうことで、安価な料金を実現した」(同)。 今後は、企業に採用してもらうなどビジネスユースも視野に入れ、カフェやレストランほか、各種の店舗に営業をかけたいという。 関連記事 NTT東西、無線LANホットスポットに参入 MIS が「Genuine」商用サービスを発表、月額2400円 NTTコム、月額1600円で“ホットスポット”を展開 「Yahoo! BBモバイル」発表――全国にホットスポット展開、月額2280円 関連リンク NTT東日本 [杉浦正武, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
最新スペック搭載ゲームパソコン
FEED BACK |