ニュース 2002年10月31日 00:56 AM 更新

ニフティも「050」に参戦

ニフティの古河建純社長は、「050」で始まる11桁の着信電話番号を持つIP電話を手掛けることを明らかにした。早ければ、年内にも正式に発表される見通し

 ニフティは10月31日、報道関係者向けの懇談会を催し、2002年度上期の状況と今後の戦略を説明した。ニフティの古河建純社長は、コンテンツやアプリケーションサービスが好調であることを示したうえで、同社も「050」で始まる11桁の着信電話番号を持つIP電話を手掛けることを明らかにした。

 古河氏によると、2002年度上期の売上高は337億円(前年同期比107%)。営業利益も5%の増加しており、とくにコンテンツ、コマース、広告が全般的に伸びているという。これら上位サービスの売上高は51億円(前年同期比113%)となり、「2001年度上期と比較すると、総売上高に占める上位サービスの割合が1.1ポイント増の15.1%にまで拡大した」(同氏)。

 ブロードバンドの普及により、ISPは本来の接続事業から、アプリケーションやコンテンツサービスといった上位サービスに軸足を移しつつある。ニフティの業績は、ビジネスがシナリオ通りに進んでいることを示すものだ。

 とはいえ、接続サービスがメインであることには変わりない。古河氏は、本格的なブロードバンド普及期を迎え、接続サービスでは、より幅広いユーザー層に訴求できるマーケティングが必要になると指摘した。「これまでの加入者は技術に強い層だったが、今後はそうではない。セットアップサービスなど、ユーザーフォローの強化が求められるだろう」。

IP電話も提供

 3つのサービス強化メニューも発表された。6〜7人が同時に利用できるビデオチャット、動画を添付できるビデオメール、そして「050」着信電話番号を使ったIP電話サービスの開始だ。

 ニフティは、既にインターネット電話の「Go2Call」を提供しているが、これはPCでの利用が前提。また、インターネット電話では着信電話番号が利用できないうえ、仮に着信できたとしても「常時、PCの電源を入れている人は多くない」(ニフティ・システム事業部長の加藤雄一常務)。

 そこで、今回は独自のIP中継網を持つ事業者と提携し、VoIPアダプタなどを使って通常の電話機を利用するタイプのIP電話サービスを開始する計画だ。詳細は明らかにされていないが、少なくとも月額基本料金や通話料は、他社と同レベルにする方針。携帯電話や国際電話への発信にも対応するほか、加入者同士の通話は無料となる。

 「年内、もしくは2003年の年明け早々にはIP電話を提供することができるだろう」(加藤氏)。

 合わせて、他ISPとの相互接続を積極的に進める。古河社長は、「現時点ではISPの名前を挙げることはできないが、さまざまなISPと話を進めている」とした。

 ニフティでは、「BELIEVE! BB@nifty」というキャッチフレーズのもと、初心者ユーザーを対象としたマーケティング強化策、そしてコミュニケーションサービスの拡充によって会員の獲得を狙う。@niftyのブロードバンド会員数は、9月末時点で約43万人。これを、年度末までに75万人まで増やすのが目標だという。

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▼ @nifty

[芹澤隆徳, ITmedia]

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