新しい「コクーン」チャンネルサーバーは、スカパーからも好きな番組を集めてくれる。EPGと連携し、ドラマシリーズなどを第1話から全話録画する「シリーズ予約」など新機能を搭載
ソニーマーケティングは5月8日、「コクーン チャンネルサーバー」の新モデル「CSV-P500」を発表した。スカパーチューナーと連携し、「おまかせ・まる録」やドラマシリーズなどを第1話から全話録画する「シリーズ予約」機能を搭載。価格は9万5000円。発売は5月17日だ。 ![]() CSV-P500が内蔵するハードディスクは160Gバイト。録画モードはSP、LP、EPの3種類があり、それぞれ最長約50時間、約80時間、約110時間録画できる。地上波TVの番組データを取得できるほか、今回はスカパーのデジタルCSチューナー(別売)を接続して録画予約が行えるのが特徴だ。 CSチューナーとの接続は、「高速データポート」とアナログの音声・映像入出力を利用する。高速データポートは、専用ケーブルを介してEPGデータ信号とコントロール信号をやり取りするもの。「今まではあまり利用されてこなかったが、1998年以降に発売されたデジタルCSチューナーなら、9割方は搭載している」という。 ![]() 動作確認済みのCSデジタルチューナーは、ソニー、アイワ、東芝、松下製など(対応機種一覧はこちらを参照)。なお、ソニーはCSV-P500の発売に合わせ、統一したデザインを持つデジタルCSチューナー&アンテナセット「SAS-CR1SET」(オープンプライス)もリリースしている。 ドラマに威力を発揮する「シリーズ予約」スカパーのEPGは、お気に入りのチャンネルを時系列でチェックできる「チャンネル別番組表」、契約しているチャンネルの番組を“映画”“音楽”といったジャンル別に表示する「ジャンル別番組表」、そして放送中の番組を一覧できる「時刻別番組表」の3種類で表示できる。もちろん、キーワードを検索することも可能だ。 「おまかせ・まる録」は、予めキーワードを登録しておくと、合致する番組を片っ端から録画してくれる機能だ。CSV-P500の場合は、地上波とスカパーの両方から録画できる。ただし、CSV-E77に搭載されていた「おすすめアルゴリズム」には対応していない。 一方、スカパー専用の新機能として「シリーズ予約」が搭載された。スカパーの場合、地上波に比べて番組編成が複雑。一週間の中で本放送と再放送が混在しているのが当たり前だ。だが、シリーズ予約にドラマなどの番組名を設定しておくと、第1話から最終話までを重複することなく、全話録画してくれるという。 ![]() シリーズ予約は、番組名だけでなく、キーワード設定にも有効だ。たとえば、「FCパルマ」というキーワードを設定しておく。すると、各チャンネルからパルマの試合を抜き出し、生放送だけを録画する。仮に生放送がほかの録画予約と重なっていた場合、一番早い再放送を録画するといった柔軟性も持っている。 迷惑な野球放送の延長にも対応このほか、ドラマの最終回や特番などで放送時間が延長された場合でも、同じ番組名であれば自動的に録画時間を変更する機能、そして「ユーザーから要望が非常に多かった」(ソニー)という野球中継の延長に対応する機能も盛り込まれた。 予約した番組の前に野球中継があった場合、試合が長引いて録画に失敗するといったケースは多い。しかしCSV-P500なら、録画予約した番組の前に野球放送があると、最大延長時間を参照して自動的に録画時間を延長してくれるという。 「スカパーの契約はしたものの、忙しくてあまり視聴できないといったユーザーがターゲットになるだろう」(同社)。 なお、ソニーが運営する「カモン! マイキャスター」のエコノミープラン(月額300円)に加入すると、携帯電話から録画予約が行える「@録画予約DX」が利用できる(サービスの詳細はこちら)。ただし、発売当初は地上波放送だけのサポート。スカパーの携帯電話録画予約については「ニーズをみながら対応していきたい」(同社)としている。 関連記事![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 関連リンク ![]() [芹澤隆徳,ITmedia] ![]() モバイルショップ
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