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2003/06/04 18:38:00 更新 |
NTT-ME、「Annex I対応」のルータモデム
NTT-MEは6月12日から、20Mbps超のADSLサービスに対応するとうたうルータ「MN7330」を販売する。価格は1万9800円
NTT-MEは6月12日から、20Mbps超のADSLサービスに対応するとうたうモデム内蔵ルータ「MN7330」を販売する。価格は1万9800円。
ADSLチップにセンティリアム製「Palladia 210」(記事参照)を搭載しており、Annex I方式のサービスに対応可能。発売開始時点では12Mbps/8Mbps/1.5Mbpsサービス対応のファームウェアを搭載して出荷するが、ADSL事業者がサービス開始後、接続確認が取れ次第対応ファームを同社ページで公開する。
ファームのバージョンアップで、理論値で最大27Mbpsの通信速度に対応可能。また、20Mbps対応ファームでは、アマチュア無線帯域に干渉を与えないなどの機能も組み込む予定という。
対応するADSL事業者は、NTT東西地域会社のほか、イー・アクセス、STNet、HTNet、TOHKnet、HOTnet。特にNTT東西では、独自の動作検証を行っているという。もっとも、どの事業者がいつから20Mbps超サービスを提供するか、現時点では明かされていない(記事参照)。
機能面では、PPPoEマルチセッション、UPnPマルチセッションに対応。住友電工ネットワークスのNAT技術GapNATにも対応している。パケットフィルタリング、アクセス制限などのセキュリティ機能を備えるほか、DMZホストを公開するためのNAT設定を容易に行える「ワンタッチNAT機能」を搭載。ほかに、事業者を選択するだけでセットアップ可能な「おまかせ設定」機能も備える。
製品の主なスペックは以下のとおり。
製品名 | MN7330 |
インタフェース | WAN側:RJ11×1ポート、LAN側:10/100BASE-TX×4ポートスイッチングハブ |
機能 | PPPoA、PPPoEマルチセッション、UPnPマルチセッション、GapNAT、Unnumbered IP、セッション・キープアライブ機能など |
サイズ | 181×122×41ミリ |
重さ | 約600グラム |
価格 | 1万9800円 |
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[杉浦正武,ITmedia]