リビング+:ニュース 2003/07/18 21:31:00 更新


ネットアーク、P2Pの現状を報告 最も交換されるファイルは〜

ネットアークは7月18日、国内のP2Pファイル交換ユーザーの調査結果を報告した。7月14日時点で、20万5997のノードが発見されているという。

 ネットアークは7月18日、都内で「P2Pネットワークセミナー」を開催し、国内のP2Pファイル交換ユーザーの調査結果を報告した。7月14日時点で、20万5997のノードが発見されているという。

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調査結果を説明するネットアークの松本直人社長

 同社は、P2Pノード自動探索システム「P2P FINDER」を利用して、継続的な調査を行う企業(記事参照)。P2P FINDERでは、ソフトウェアベースでP2Pのファイル検索を疑似的に行うほか、よく流通するファイルのダミーを公開して、アクセスしてきたノードの情報を解析する。

 今年6月時点ではP2Pユーザー数を「6万人以上」と発表していたが(記事参照)、その後次々と新しいノードを検出し、現在は20万以上のノードを確認している。ノード数は毎月更新されており、同社のページから確認できる。

“好まれる”P2P交換ファイルとは?

 P2P交換されるファイルの拡張子を見ると、33種類が発見された。

 3435個のファイルで確認したところ、最も多く確認された.aviファイルで、826件。以下、.mp3ファイルの695件、.jpgファイルの575件と続く(下表参照)。6位以降は100件以下となっており、5種類の偏ったファイルがやりとりされている構図が、明らかになったという。

ファイルの種類(%)
1位.avi24%
2位.mp320%
3位.jpg17%
4位.mpg14%
5位.zip11%

 このうち、「映像ファイル」と分類されるものは、全体の38%を占めた。音楽ファイルは20%で、画像ファイルは17%だった。

P2Pユーザーの利用動向

 同社はまた、P2Pソフト「Winny」を対象にアクセス数の推移を調べている。それによると、朝から晩までまんべんなくアクセスが発生しており、「ファイル交換に休みはない」(ネットアークの松本直人社長)状況だという。

 ちなみに、曜日で見ると土曜に多くアクセスが集中しており、月曜、火曜はアクセス数が落ちる傾向にあるという。「ファイル交換に、曜日はある」(松本氏)。

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関連リンク
▼ネットアーク

[杉浦正武,ITmedia]



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