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2003/10/07 22:05:00 更新 |
CEATEC JAPAN 2003
シャープ、「050番号対応ルータ」を参考出展
CEATEC JAPAN 2003会場で、シャープはIP電話の新しい利用法を提案している。「050番号」とVoIPルータを組み合わせることで、外線から子機にダイレクトに着信できるという内容。
CEATEC JAPAN 2003会場で、シャープはIP電話の新しい利用法を提案している。「050番号」とVoIPルータを組み合わせることで、外線から子機にダイレクトに着信できるという内容。
参考出展のVoIPルータ
IP電話対応の、親機と子機。この端末自体も参考出展との位置付けだ
IP電話端末に、今秋にも「050〜」番号が割り振られるのは周知のとおり。ここで、電話回線に有線接続されたIP電話“親機”の下に、“子機”が複数台ぶらさがるようなネットワーク構成を考えてみよう。
「親機に050番号を振った場合、電話がかかってくると、親機も子機も一斉に鳴ることになる」(説明員)。
しかしシャープは、それぞれの子機にも050番号を割り当ててはどうかと提案する。同時に、VoIPルータを用意して、IPアドレスのルーティングを行う。これにより、外線から子機の電話番号を“ピンポイント指定”して、通話を行うことができる。
「たとえば、家族それぞれが、1台ずつ子機を持つような利用を想定している」(説明員)。
会場では、実際にデモが行われていた。もっとも、実現にあたってはルータだけではなく、VoIP基幹網、および050番号を持つ事業者の協力が欠かせない。また、相手側端末との相互接続性も検証する必要があり、現状では「提案」の形にとどまっているようだ。
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[杉浦正武,ITmedia]