リビング+:ニュース 2003/11/13 23:59:00 更新

DICON2003
「韓国でも、P2Pには困ってます」 〜韓国文化コンテンツ振興院

13日、韓国・ソウルでデジタルコンテンツの見本市「DICON2003」(Digital Content 2003)が開幕した。イベントの主管(オーガナイザー)を務める、韓国の文化コンテンツ振興院に、コンテンツの現状を聞いた。

 13日、韓国・ソウルでデジタルコンテンツの見本市「DICON2003」(Digital Content 2003)が開幕した。これは、韓国の文化コンテンツ振興院が主管として、ビジネスマッチングを促進する狙いで行われたものだ。

 同国のデジタルコンテンツの現状や、今後の展望はどうなっているのか。文化コンテンツ振興院の産業企画副本部長、李政(イ・ジョンヒョン)氏に話を聞いた。

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韓国文化コンテンツ振興院の李氏

ZDNet まず、DICON2003の狙いから教えてください。

 韓国内では、これまでもデジタルコンテンツの展示会はありましたが、“B2C”のものが多いという事情がありました。しかし、そうではなくて“B2B”の展示会が必要でした。

 日本のコンテンツプロバイダは、作品をビジネスに結びつけるノウハウを持っているでしょうが、韓国の場合はそのノウハウがない。このため、ビジネスマッチメイキングを伴う展示会として、昨年からこの取り組みを始めました。

ZDNet 韓国デジタルコンテンツ市場の、現状はいかがですか。

 分野にもよりますが、モバイル、ブロードバンドなどのコンテンツで、450〜1000%の成長を達成している企業はあります。

 オンラインゲーム関係は、2、3年前がピークで、3桁の成長率でしたが、今でも2桁の成長率があります。モバイルコンテンツは、最近勢いがあり、昨年、今年と400〜500%の成長を続けています。もっとも、音楽コンテンツなどは、不法コピーが盛んなため、それほど成長していないようです。

ZDNet 音楽コンテンツの不法コピーに対して、どんな対策を講じているのですか。

 法的な強化や、技術面で複製防止ソリューションを開発して、その標準化を行っています。また、違法なP2P取引が盛んに行われているサイトを、取り締まるなどしています。

 P2Pサイトを個別に全て取り締まることは難しいのですが、韓国の場合は“有名”なサイトがいくつかあります。これらを集中的に取り締まっています。

国策としてデジタルコンテンツ整備を

ZDNet 今後、どのようなコンテンツが成長してくるのでしょうか。

 難しいですね。朝、目が覚めたら変わっているといった業界ですから。現在、流行するコンテンツもあれば、すたれるものもあるといった状況で、韓国全体が多様なビジネスモデルの“実験場”となっているといえます。

 今後成功すると思われるのは、有線ネットワークと無線を統合したもの。また、この会場でも見られるように、アニメーションとも、ゲームとも分類できないような、融合したスタイルのコンテンツです。“コンテンツ”と“コミュニケーション”も一体化しつつあり、パラダイムシフトが起きているといえます。

ZDNet 韓国の、デジタルコンテンツの展望を教えてください。

 私は15年間、現在の仕事をしていますが、15年前に米国のビル・クリントン政権が「情報スーパーハイウェイ」構想を打ち出しました。そして、韓国もちょうど同じ頃、同様のことを考えたのです。

 自動車や製造業では、100年前から取り組んでいる国と、韓国のように30年前から取り組み始めた国とでは、やはり70年の差があります。しかし、ネットワークを活かしたデジタルコンテンツでは、同時期に始めているから、先進国に肩を並べることができる。現状、デジタルコンテンツで世界の順位は、米国、日本、英国、韓国の順でしょうが、5、6年後には米国、日本、韓国の順になったらいいと考えています。

 前政権では、10兆〜15兆ウォン(*10ウォン=約1円)の予算を組んで業界を支援してきました。今後も、これを基盤としてさらに発展させたい。日本の協力も、必要です。よろしくお願いします。

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[杉浦正武,ITmedia]



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