裏面照射型CMOSセンサー搭載、さらに夜景に強くなった10倍ズーム「COOLPIX S8100」
ニコンより10倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジカメ「COOLPIX S8100」が登場。新たに裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、さらに夜景に強くなった。
ニコンは9月15日、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S8100」を10月7日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万8000円前後。
新製品は裏面照射型センサーの搭載とともに、春モデル「COOLPIX S8000」「COOLPIX S6000」に搭載された、「高感度低ノイズ」「モーション検知」「手ブレ補正」「フラッシュ制御」を複合させた「夜撮りキレイテクノロジー」をさらに進化させた。
高感度低ノイズについては新画像処理エンジン「EXPEED C2」によりノイズ低減をさらに進めたほか、4000×3000ピクセルの最高画像サイズ時にも最高ISO 3200での高感度撮影を可能とした。手ブレ補正はレンズシフト式と電子式の2つを搭載しており、最大でシャッタースピード約4段分の補正効果を発揮する。
搭載する撮像素子は有効1210万画素の裏面照射型CMOSセンサーで、高速読み出しが可能という特性を生かした高速連写・画像合成撮影モード「くっきり夜景ポートレート」モードのほか、同じく連写および合成を活用して、手持ちで夜景を撮影できる「夜景」、ダイナミックレンジを拡大して黒ツブレ/白トビを抑制する「逆光」モードなども備えた。
動画については1920×1080ピクセルのフルハイビジョン動画を撮影可能。映像コーデックはMPEG-4 AVC/H.264、音声はAACステレオ。ファイル形式は.MOV。レンズは35ミリ換算30〜300ミリの光学10倍ズームで、マクロモード時ならば約1センチまでの近接撮影も行える。背面液晶のサイズはCOOLPIX S8000と同じく3型(92万画素)だが、明るさを約1.5倍に向上させ、晴天下の屋外などでも良好な視認性を実現している。
本体サイズは約104(幅)×59.2(高さ)×29.9(奥行き)ミリ、約209グラム(バッテリー、SDメモリーカード含む)。
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