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アナログ感覚の高級コンパクト機――ニコン「COOLPIX P7000」(4/5 ページ)

ニコンのCOOLPIXシリーズ最上位機「COOLPIX P7000」を試用した。アナログ感覚のダイヤル操作と光学7.1倍のズームレンズによって、凝った撮影を楽しめる多機能モデルだ。

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最高ISO6400相当の高感度撮影に対応

 撮像素子は1/1.7型の有効1010万画素CCDで、画像処理エンジンには「EXPEED C2」を搭載する。画質は、彩度とシャープネスをほどよく高めた、見栄え重視の傾向。遠景まできっちりと表現できる解像感の高さは、コンパクトデジカメとしては優秀なレベルといえる。

 ISO感度はISO100〜6400を選択でき、高感度時のノイズ低減フィルターは「標準」と「弱め」の2段階から選べる。また、3メガ相当の画像サイズで記録する「ローノイズナイトモード」では、明るさに応じてISO400〜12800の間で自動調整が働く。高感度の画質についてもまずまず良好で、ISO400くらいまでならノイズはあまり気にならない。

 トータルとしては、メニューの操作レスポンスに不満が残るが、画質と機能面はフラッグシップにふさわしい内容だと思う。ボディサイズでは、最近流行のミラーレス機と競合する部分もあるが、28〜200ミリ相当の光学7.1倍ズーム搭載という点を考慮すれば、COOLPIX P7000のほうが携帯性で勝る。光学7.1倍ズームを気軽に持ち歩き、RAW撮影やマニュアル撮影を楽しみたい人におすすめだ。

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撮影モード:プログラムAE(F6.3、1/1930秒)、感度:ISO100、WB:オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、焦点距離:6mm
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撮影モード:プログラムAE(F2.8、1/38.6秒)、感度:ISO100、WB:電球、ピクチャーコントロール:スタンダード、焦点距離:6.8mm
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撮影モード:絞り優先AE(F2.8、1/29秒)、感度:ISO167、WB:オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、焦点距離:6mm

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