1080/60p記録対応、16倍ズームに高速AF 静止画動画にスキのない「DSC-HX9V」
ソニーより、1080/60p記録対応、16倍ズームに最速0.1秒の高速AFと静止画動画にスキのない「DSC-HX9V」が登場。
ソニーは2月7日、コンパクトデジタルカメラ“サイバーショット”の新製品「DSC-HX9V」を3月11日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万5000円前後。
先だって発表された「DSC-HX7V」の上位機種にあたる製品で、有効1620万画素の裏面照射型CMOSセンサー“Exmor R”こそ同一だが、レンズは35ミリ換算24〜384ミリ相当の光学16倍ズームとなったほか(HX7Vは25〜250ミリ相当の光学10倍ズーム)、高速なリニアモーターとAFアルゴリズムの改良によって最速0.1秒という高速AFを実現している。
動画撮影についてもHX7Vより強化がすすめられており、AVCHD形式での1080/60p(ビットレート28Mbps、独自フォーマット)での録画が可能となっているほか、暗所撮影時に前後フレームからの情報を元にノイズリダクションを行う仕組みが導入された。また、手ブレ補正についてもビデオカメラ“ハンディカム”シリーズの現行製品に類似した回転方向へのブレ補正も実装している。
上位機種とあり、ホワイトバランス/カラーモード/彩度/コントラスト/シャープネスについて微調整を施せるほか、本体上部には任意に設定項目を割り当てられるカスタムボタンを用意した。また、モードダイヤルには任意設定を保存して撮影できる「MRモード」も備えている。
撮影機能としては独自の画像重ね合わせ技術により、さまざまな場面で最適な設定で写真が撮れる「プレミアムおまかせオート」をHX7Vと同様に搭載する。シーン識別数は「人物」や「逆光」など12のシーンと「三脚」「動き」「歩き(動画撮影時のみ)」など4つの状況を掛け合わせた44となっている。
そのほかカメラを振るだけでパノラマ写真を撮影できる「スイングパノラマ」や、3つの3D静止画撮影(3D静止画/3Dスイングパノラマ/3Dマルチアングル)などを備える。GPSも搭載する。背面液晶は3型(92万画素)の「TruBlack液晶」。本体サイズは104.8(幅)×59(高さ)×33.9(奥行き)ミリ、約245グラム(バッテリーおよびメモリカード含む)。
→ソニーストアで「DSC-HX9V」をチェックする
高感度CMOSセンサーで、フルハイビジョン動画撮影。こだわりの撮影機能がつまった高性能コンパクト。価格は4万4800円(税込/予定)。
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