動画・静止画同時記録に対応した光学10倍ズーム機――サイバーショット「DSC-HX7V」
ソニーの光学10倍ズーム搭載サイバーショットに新顔「DSC-HX7V」が登場した。撮像素子が有効1620万画素になったほか、新たに動画と静止画の同時記録機能なども備えた。
ソニーが1月13日、コンパクトデジタルカメラ“サイバーショット”「DSC-HX7V」を2月10日に発売すると発表した。ボディカラーはゴールド、ブラック、ホワイト、レッド、ブルーの5色を用意する。価格はオープンプライス。実売想定価格は4万円前後の見込み。
DSC-HX7Vは、2010年3月に発売された高倍率ズーム搭載モデル、サイバーショット「DSC-HX5V」の後継モデル。DSC-HX5Vと同じく25ミリから250ミリまでの光学10倍ズームを備える。レンズはソニー「Gレンズ」で、撮像素子は有効1620万画素の1/2.3型裏面照射型「Exmor R」CMOSを搭載。画像処理エンジン「BIONZ」によるノイズ低減やダイナミックレンジ拡大での高画質化機能の恩恵が受けられる。背面液晶は3.0型(約92.1万画素)の「エクストラファイン液晶」となっている。
新たな注目機能としては、動画撮影中の静止画記録機能を搭載したことが挙げられる。動画撮影中にシャッターボタンを押せば、16対9の場合は3Mピクセル、4対3の場合は2Mピクセルサイズで静止画が記録可能。なお1080pの60fpsでの撮影中は静止画の記録はできない。また3D写真の撮影ができる機能を用意した。
AVCHDでのフルハイビジョン動画(1920×1080ピクセル/60i/24fps)撮影機能も搭載。AVCHD形式での動画は、1920×1080ピクセル/60i/17Mbpsや1440×1080ピクセル/60i/9Mbpsでの撮影にも対応している。また1440×1080ピクセル/30p/12Mbpsや、1280×720ピクセル/30p/6Mbps、640×480ピクセル/30p/3MbpsのMP4動画も撮影できる。
TransferJetによる高速ワイヤレスデータ転送機能などは、HX5Vと同様だ。GPSと電子コンパスも備え、静止画や動画の撮影時に位置情報と方位情報の記録ができる。付属ソフトウェア「PMB(Picture Motion Browser)」で、写真を地図上に配置して楽しめる。
最新のサイバーショットシリーズに共通の、独自の画像重ね合わせ技術により、さまざまな場面で最適な設定で写真が撮れる「プレミアムおまかせオート」機能を備えた。スイングパノラマや背景ぼかし、3Dスイングパノラマ、スイングマルチアングルなどの撮影機能も用意している。
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高感度CMOSセンサーで、フルハイビジョン動画撮影。光学10倍ズームのコンパクトボディ。3万9800円(税込/予定)。
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写真にGPSデータが付いていれば、撮影後に写真を見直すのが楽しくなる。DSC-HX5VのGPSを使う上であったらいいなあと感じたのは「強制」ボタンだった。
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