富士フイルムが、写真プリントや記録メディアが水などをかぶったときの対処法を公開した。紹介されている方法は「平均的」(同社)な対処法であるほか、プリントについては銀塩写真プリントを対象としており、家庭用インクジェットプリンターでのプリント、コンビニエンスストアなどに設置されている店頭プリント機での昇華型プリントについては対象外となる。
プリントが水あるいは泥でぬれてしまった場合には、1)きれいなぬるま湯(約30度)に浸す、2)しばらくした後に表面を傷つけないようにしながら、指の腹などで汚れを落とす、3)プリントの端をつまんでつるし、乾燥させる という対処法を紹介している。
アルバムごと水没してしまって開かない場合でも対処はほぼ同様で、1)アルバムごと一度洗浄し、そのあとにアルバムを台紙ごとぬるま湯につける、2)しばらくした後にていねいに汚れを落とし、プリントを台紙からはがす、3)プリントの端をつまんでつるし、乾燥させるという方法を紹介している。
記録メディアについては砂などで金属接点を傷つけないよう注意しながら乾いた布で表面をぬぐい、その後に動作確認することを勧めている。
なお、同社グループ企業のフジカラーリメイクサービスでは写真プリントの修正復元、富士フイルムメディアクレストでは記録メディアデータの修復サービスを提供している。
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