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写真甲子園実行委員会、被災した高校へカメラを提供
北海道を舞台に高校生が写真の腕を競う「写真甲子園」の実行委員会は、東日本大震災で機材を失った高校にカメラなどを無償提供する。
写真甲子園実行委員会は、東日本大震災に部の機材が消失するなどの被害を受けた高校の写真部に対し、活動に必要な機材を贈る「写真甲子園〜東日本大震災 被災高校写真部支援プロジェクト」を開始した。
写真甲子園の審査委員長である写真家の立木義浩氏ならびにキヤノンマーケティングジャパン、北海道の協力により、被災によって活動に支障をきたしている高校写真部にデジタル一眼レフやコンパクトデジタルカメラ、プリンター、ノートPCといった機材を提供する。
4月20日時点で宮城県気仙沼向洋高等学校、宮城県農業高等学校、宮城県石巻好文館高等学校、宮城県吉本響高等学校、石巻市立女子高等学校への支援が決定しており、5月10日以降、立木氏ら委員会関係者が激励を兼ねて各校を訪問し、機材を手渡す予定(※対象校の変更がありましたので、該当カ所を訂正させていただきました。2011年4月27日追記)。
事務局では今後も調査を続けており、対象となる写真部についての情報を求めている。
写真甲子園は全国の高校生3人1組を対象としたフォトコンテスト。予選を勝ち抜いたチームが北海道を舞台とした本戦に挑む。1994年より行われており、今年2011年は第18回大会となる。
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