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ニコン、タイ洪水被害で生産体制の見直しも視野に

タイでの洪水被害によってデジカメやレンズの生産を行う工場が大きな被害を受けたことから、ニコンでは復旧を急ぐとともにグループ全体での生産体制見直しを進める。

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 ニコンは10月21日、タイ・アユタヤ県に所在する子会社「ニコンタイランド」の状況ならびに今後の対応策について発表した。

 ニコンタイランドは同社デジタル一眼レフならびに交換レンズの生産を行っていたが、洪水による被害から操業は10月6日より停止しており、21日現在でも、すべての建物の1階部分が冠水被害を受けた状態で、復旧の見込みは立っていない。

 現地はいまだに立ち入り禁止区域へ指定されていることもあり、排水を含む平常化にはある程度の時間が必要とみられる。同社では復旧を急ぐとともに、生産設備の新規調達やグループ全体での生産体制見直しを進めるとしている。

 タイで発生した大規模洪水は同社以外にも、多くの企業へ被害をもたらしており、ソニーも先日、一部デジタルカメラ製品の発売延期を発表している。

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