ミラーレスカメラは躍進から定着のフェーズへ:デジタルカメラ総合販売ランキング(10月24日〜30日)(1/2 ページ)
デジタル一眼は定番が強いが、ソニー「NEX」やパナソニック「DMC-GF」もランキングに定着しており、ミラーレスは躍進から定着のフェーズに移行しつつあると実感させられる。
GfK Japan調べによる、デジタルカメラ販売ランキングをまとめた。
先週(好みのレンズとあわせて買いたい、「E-PL1s」再浮上)に続き変動要因の少ない時期のためか動きの少ないランキングになっている。デジタル一眼のランキングでは低価格が人気を呼んだオリンパス「E-PL1s」がランク圏外となり、かわって、キヤノン「EOS 60D」(EF-S18-135 IS レンズキット)が圏外から10位にランクインしたものの、1〜3位は先週と変化なしだ。
それにしてもデジタル一眼は定番が強い。今春から今秋にかけてはランクインしているモデルのほかにも、オリンパス「E-P3」「E-PL3」「E-PM1」、パナソニック「DMC-G3」「DMC-GF3」、ニコン「Nikon 1 J1/V1」、ペンタックス「PENTAX Q」など新製品が登場しているが、DMC-GF3を除くと、いずれもこの販売ランキングに定着しているとはいえない状態だ。
手持ちのレンズ資産や使い方などを勘案すると、必ずしも新たに登場した製品を選ぶべきともいえない製品ジャンルだけに、キヤノン「EOS Kiss」やニコン「D3100」といった定番商品が強いことは理解できる。ただ、言い換えればソニー「NEX」やパナソニック「DMC-GF」シリーズが定番化しているともいえ、ミラーレスは躍進から定着のフェーズに移行しつつあると実感させられる。
一方のコンパクトデジカメランキングでは、今秋発売の新製品であるキヤノン「IXY 600F」が引き続きの首位となっており新製品の強みを見せている。しかし、以下にはニコン「COOLPIX S6100」など新製品が発表された旧製品や、エントリークラスのモデルが多くランクインしており、価格重視の傾向が強くなっていることを伺わせる。
デジタル一眼販売ランキングTOP10
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