レビュー
シンプルで分かりやすい“スマホの友” 富士フイルム「FinePix Z1000EXR」(3/3 ページ)
今春のコンパクトデジカメで注目ワードのひとつが「無線LAN」。撮影した写真をスマホに転送するのが主目的ながら実装の仕方はアレコレ。富士フイルムの「FinePix Z1000EXR」は特にシンプルな選択をしてきたのが面白い。
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
28mm相当のワイド端と、140mm相当のテレ端で。抜けるような青い空の日で、EXRオートで撮ったらHRモードで風景と判断された。条件がよかったせいもあるが、ディテールの描写もそれなりによく、晴天っぷりがきれいに出てる
EXRオートで撮影。このように明暗差が大きな構図になると、自動的にDRモードに切り替わり、ダイナミックレンジが広くなる。DRモード時は800万画素になるのでHRモード時に比べるとディテールは甘くなるが、800万画素あればたいていのケースで困らないだろう。1/280秒F8 ISO100
ではDRモードだと本当にダイナミックレンジが広くなるのか。EXRオートでDRモードと判断された写真(左)と、HRモードに固定して撮った写真(右)を比べてみた。DRモード時は少し露出が高くなり(どちらも1/30秒F3.9だが、DRモード時はISO200、HRモード時はISO125だった)、ハイライト部はEXRも機能で押さえ込むという感じなのが分かる。奥のハイライト部を見ると一目瞭然だ
vどちらもEXRオートで撮影。微妙な違いで、ISO3200(左)の方は「連写+合成」がかかった。ISO3200になるとノイズを減らすための連写+合成が自動的にかかるようだ。ISO感度は違うが、連写+合成のおかげで差はほとんど感じない
シーンモードから、ペットモードで。シーンモード時はHRモードとなり、1600万画素の写真となる。ちゃんと顔を認識したことを確認して撮影。ペットモードではもうちょっとシャッタースピードを速めにした方がいいんじゃないかとは思う。1/140秒 F4.9 ISO100
関連記事
- 簡単手軽にスマホ転送 無線LAN搭載の「FinePix Z1000EXR」
富士フイルムが、スリムなスライドボディに、無線LANでスマートフォンなどへ撮影画像を送信できる機能を搭載した「FinePix Z1000EXR」を発売する。 - 未来からやってきた2012年型の快適全部入り――サイバーショット「DSC-TX300V」
ほとんどのシーンはオートでOKだし、ワイヤレスで充電やPCへの転送もOK。加えてGPSも搭載して防水と、全部入りなサイバーショット「DSC-TX300V」。とにかく使って快適なのがすばらしい。 - 無線LAN対応の20倍ズーム機 サイバーショット「DSC-HX30V」
ソニーが無線LANやGPS、超解像ズーム、1080/60p動画など多彩な機能を搭載した20倍ズーム機「DSC-HX30V」を発売する。 - 原点回帰デザイン 無線LANや12倍ズームなど機能充実 「IXY 1」「IXY 3」
キヤノンが初代IXYを連想させるデザインの「IXY 1」「IXY 3」を発売する。厚さ20ミリ以下のスリムボディには12倍ズームを搭載し、上位機は無線LANによるスマホ連携など先進の機能も搭載した。 - 無線LANに24ミリからの5倍ズーム、タッチパネルも備えた「IXY 420F」
キヤノンがIXYの新製品「IXY 420F」を発売する。スリムボディに35ミリ換算24〜120ミリの光学5倍ズームレンズ、DiGiC 5、無線LAN、タッチパネルと利便性の高い機能を多く搭載した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.