無線LAN対応の20倍ズーム機 サイバーショット「DSC-HX30V」
ソニーが無線LANやGPS、超解像ズーム、1080/60p動画など多彩な機能を搭載した20倍ズーム機「DSC-HX30V」を発売する。
ソニーは2月28日、コンパクトデジタルカメラ“サイバーショット”の新製品「DSC-HX30V」を3月16日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万5000円前後。
35ミリ換算25〜500ミリの20倍ズームレンズのほか、無線LANやロギング対応GPS、1080/60p動画撮影機能などさまざまな機能を搭載した多機能モデル。
レンズの開放F値はF3.2-F5.8で、動画記録中の光学ズームにも対応する。静止画撮影時には超解像ズームを利用でき、適用することで40倍相当(1000ミリ相当)の望遠撮影が行える。デジタルズームも用意されており、こちらは約80倍までのズームを行える。手ブレ補正は新型ジャイロを搭載した光学式で、望遠域では電子式の併用によって強力に手ブレを抑制する。歩きながらの動画撮影などで効果を発揮する「アクティブ」モードも搭載している。
撮像素子は1/2.3型 有効1820万画素“Exmor”CMOSセンサーで、画像処理エンジンには「BIONZ」を組み合わせる。撮影モード「プレミアムおまかせオート」での撮影時には、最高ISO12800の高感度撮影に対応する。既存モデルに比べてAF性能も強化されており、明所ならば最速約0.1秒、暗所でも最速約0.2秒で合焦する。
先行して発表された「DSC-TX300V」と同様の無線LANも搭載しており、対応アプリをインストールしたスマートフォンから、本製品のストレージに保存時された画像の閲覧と、スマートフォンのストレージへのデータコピーが行える。スマートフォンのみならず、DLAN準拠のテレビやパソコンへのデータ転送も行える。
GPSも搭載しており、撮影画像へのジオタグ付加を行えるほか、電源OFF時にもGPS電波受信が可能なため、ジオタグ対応ソフトを利用すれば、移動軌跡を後ほど確認することもできる。動画は1080/60pのフルハイビジョン撮影が可能で、最大ビットレートは28Mps(PSモード)。1440×1080ピクセル以下のサイズについてはMP4も選択できる。
背面液晶は3型(92万画素)の「TruBlack液晶」で、本体にはカスタムした撮影設定を保存できる「カスタムボタン」や電子水準器も搭載した。撮影機能としては、液晶画面を見ながら明るさや色温度、各種エフェクトを調節できる「マイフォトスタイル」や3D静止画、スイングパノラマ(3D可能)、ピクチャーエフェクトなどを利用できる。
サイズは106.6(幅)×61.9(高さ)×34.6(奥行き)ミリ、約254グラム(バッテリー、メモリカード含む)。カラーはブラックとブラウンの2色。
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