「NEX-5R」第4回――目からビームだってできる。そうNEXならね:長期試用リポート
気が付くと11種類と種類の増えた、NEX用アプリ「PlayMemories Camera Apps」。今回は配信開始されたばかりの「ライトシャフト」を使ってみよう。
先日、NEX-5R/6にて利用できるアプリ「PlayMemories Camera Apps」の新作、「ライトシャフト」「モーションショット」が配信開始された。これでアプリは合計11本。そのバリエーションもだいぶ豊富になってきたので、11種類のアプリについて、その概略を下にまとめてみた。
その11本をおおざっぱに分類すると、ピクチャーエフェクト+やタイムラプスなど、NEX-5R/6にある機能の強化、あるいは他製品には類似機能がある「カメラ機能強化型」、スマホをリモコンにしたりカメラ本体からSNSへの画像投稿などを行う「ユーティリティ型」、ちょっと他に類を見ない撮影機能を追加する「ユニーク型」に分類できる。
名称 | 効果・機能 | 価格 |
---|---|---|
ピクチャーエフェクト+ | 標準機能「ピクチャーエフェクト」の強化版 | 無料 |
ブラケットPro | 「シャッタースピード」「絞り」「フォーカス」「フラッシュ」など4種類のブラケット撮影 | 500円 |
マルチショットNR | 連写合成により、設定したISO感度で低ノイズの撮影を行う | 500円 |
スマートリモコン | スマホをリモコンにする | 無料 |
ダイレクトアップロード | カメラ本体からFacebookなどへ直接写真をアップする | 無料 |
POBoxキーボード | SNSなどへ画像を投稿する際に日本語のコメント入力を可能にする | 無料 |
フォトレタッチ | 撮影後のレタッチ機能 | 無料 |
タイムラプス | 一定間隔で撮影した静止画を連続して表示する(大量の静止画を1本の動画にする) | 1000円 |
シネマフォト | 写真の一部だけが動くという不思議な写真を撮れる | 500円 |
ライトシャフト | 光線を自由に作り出して写真に重ねる | 500円 |
モーションショット | 連写した写真を重ねて表示し、動くモノを1枚の写真として表現する | 500円 |
新たに配信開始されたライトシャフトは、特に光源と光芒を自由に作り出すといったユニークなもので、「薄明」「星状」「フレア」「ビーム」と4種類の効果が用意されており、光源の位置と光芒の幅はいずれも自由に指定できる。いずれの効果を選んでも、オリジナルは保存される。また、光芒の幅や光の透明度、星状のエフェクトを乗せる「フレア」なら光芒の数(2〜8)も指定できる。
フレーム内にある太陽や照明(とその光)を印象的なものとすることはもちろん、自由に光源の位置と効果を指定できるので、使い方によっては一発芸的な写真を撮ることも簡単にできる。
このアプリを使えば、雲の割れ間から光が差し込むあたかも天使降臨直前的な写真や、目から光線を発射するサラリーマンといった写真も簡単に撮れるということだ。
ちなみに「目からビーム」という画像を作りたいだけならば、Webサービス「目からビーム画像ジェネレータ」や、Androidアプリ「目ぢからビーム」を使うという手もあるが、任意の場所から光を出せて光線の具合も調整できるのがライトシャフトのよいところ。
基本的には写真へ光を“合成”するアプリなので、イラストを描くときのような感覚で自由に絵作りしていくのが正しい遊び方ではないかと思う。ただ、500円というのはスマホアプリの感覚からすると高くも感じる。購入すれば、本アプリのAndroidアプリ(出てないけれど)も使えてXperiaでも同様に楽しめる……なんて仕組みがあるとうれしいかな。
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