さまざまな「写真展」を随時紹介していく本コーナー。今回はリコーイメージングスクエア新宿で、2014年7月2日から開催予定の「追想の水景」飯塚光男・井川クキ子を案内する。
ふっと振り返ると、二人で撮影の旅を始めてから数十年が経っていました。
そして想いを巡らすと、深山の森から湧きだす水辺に癒されて、常に「水」にカメラを向けていたことに気づきました。
二人で同じ位置に並んで三脚を立てても、それぞれの感性・目線そして持つ機材の違いによって異なる風景が写しだされるということはとても面白いと感じました。
時には吹雪の日であったり、陽春の花園であったり、緑豊かなブナの森であったり、そこで感じた自然の息吹を映像に封じ込めようとして、シャッターを切った思い出が蘇ってきます。
老年に差し掛かった二人だが、印象深い風景はつい昨日出会ったかのように鮮やかに浮かんできます。中でもここに展示した作品は、特に「水の色が見えますか?」「水の音が聞こえますか?」「水の香りが判りますか?」と自問自答しながら、水に魅せられて飽きることなく水を追いかけてきた二人の心を、強く動かした場所の風景を長年二人とともに歩んだフィルムカメラを使って空気感を出すように撮影しました。
飯塚光男・井川クキ子
写真展の詳細
名称 | 「追想の水景」飯塚光男・井川クキ子 |
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開催期間 | 2014年7月2日(水)〜7月14日(月) |
開館時間 | 10時30分〜18時30分(最終日16時終了) |
定休日 | 火曜日 |
入場 | 無料 |
会場 | リコーイメージングスクエア新宿 ギャラリーII |
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