ニコン「D810」はD800/800Eの後継となるフルサイズ機だ。D800/800Eの発表は2012年2月なので、2年4カ月ほどでのモデルチェンジとなる。
新製品は型番からも想像できるよう外観上の変化は少ない。丸みを帯びたシルエットと大ぶりなペンタプリズム部、中指がフィットするグリップのカーブなどはほぼ同一といえる。肩にある「D810」のバッジを見なければ、D800/800Eと見分けがつきにくいといっていい。
ただし細部には違いもある。背面にはマルチセレクターの下に「i」ボタンが新設され、ファインダー撮影/ライブビュー撮影/ライブビュー動画撮影/再生それぞれの状態にあわせて利用頻度の高い機能へアクセスできるように改良されている。
さらに見ると左肩のD800では「BKT」ボタンが位置していた部分が測光モードボタンに変更されており、前面「Pv」「Fn」ボタンがやや丸く、小ぶりになっている(形状はD700のPv、Fnボタンのそれに似ている)のも変更点だ。
注目のISO 64での画質や操作性については、追って製品レビューで紹介する。
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