“フリースタイル”な撮影を可能にするEXILIM「EX-FR10」登場:カメラと本体が分離
カメラ部とコントローラー部が別々のユニットになっており、防水・防塵・耐衝撃性能を備え、多彩な利用シーンに対応するユニークなカメラ「EX-FR10」が登場。自由なスタイルで撮影が楽しめる。
カシオ計算機が8月26日、多様な撮影スタイルに対応するEXILIMの新たなシリーズとして、「EX-FR10」を発表した。9月19日から販売する。ボディカラーはグリーン、オレンジ、ホワイトの3色。価格はオープンプライスだが、実売想定価格は5万円前後(税込)だ。
EX-FR10の特徴は、カメラ部とコントローラー部が分離するデザインを採用し、フリースタイルな撮影を可能にしたこと。カメラとコントローラーは常時Bluetooth 2.1+EDRで通信している。くっつけた状態では一般的なデジタルカメラのようにも撮影でき、コントローラー部をポケットや腕に、カメラ部を頭や乗り物などに別々に配置して、アクションカムのような撮影も楽しめる。
IPX7とIPX6の防水性能、IP6Xの防塵(じん)性能、高さ2メートルからの落下にも耐える耐衝撃性能、水滴が付いても操作可能なタッチパネルを搭載し、アウトドアでのヘビーな撮影に対応する。さまざまなシーンで活用しやすいよう、カメラ部を固定するアタッチメントもクリップ型、ストラップ型、リストバンド型、カラビナ型などをオプションで提供。さらにハンズフリー撮影やながら撮影を可能にするインターバル撮影モードも用意した。動画はフルHDまでの撮影に対応する。
レンズはF2.8の単焦点で、焦点距離は35ミリ換算で21ミリ相当と広角気味のセッティング。撮像素子は有効約1400万画素の1/2.3型裏面照射型CMOSとなっている。バッテリーはカメラ部とコントローラー部にそれぞれ搭載しており、約255コマの撮影が可能だ。なおUSB給電に対応しているため、モバイルバッテリーなどをつないで長時間利用することもできる。
コントローラー部の液晶モニターは2.0型で、静電容量式のタッチパネルを搭載。ただし解像度は320×240ピクセル(7万6800画素)と最近のカメラにしては少々粗め。なおシャッターはカメラ部とコントローラー部にそれぞれ用意しており、どちらからでも写真は撮れる。
Wi-Fi通信機能も備え、専用アプリ「EXILIM Link」を使えば、スマートフォンからのリモート撮影や画像閲覧・コピー、SNSへの画像アップなどが行える。
このほか、撮影した後の写真を楽しむための工夫も用意している。日付とレイアウトを選ぶと、複数の写真からベストショットを自動的にピックアップして1枚の写真にまとめてくれるハイライトフォト機能は、SNSへの投稿に便利。また、同じく日付を選択すると、写真を選んで1本のムービーに仕上げてくれるハイライトムービー機能も搭載している。
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